(一応)音楽ブログとしてスタートしたのが遥か遠い昔のことように思え(涙)、ブログタイトルの下にある“お気に入りアーティスト紹介、アルバムレビュー”という説明がウソくさく感じられる今日この頃ですが(汗)、相変わらず音楽は聴いてます。新年の挨拶をひと月遅れでした時に“2009年のベストアルバムはこれから選びます”と書いたことも憶えてます。憶えているのに放ったらかしにしていたら、2010年も3分の1を消化してしまいました・・・。このままではいかん、こんな風に怠けていたらあっという間に夏が来て、いつの間にか秋になって、そうこうしている間に年の瀬が・・・と思ったので、いい加減昨年のベストアルバムについて書き始めたいと思います。どう考えても遅すぎですが。・・・て言うか、未だに2009年にリリースされたアルバムを完全な新譜扱いで聴いてたりするんですよねえ。さすがに昨年買ったものはすべて聴き終えてますが、買いそびれていたものを入手しては“おぉ、これ良いな~”とか思ってますから・・・。なので、まだ選びきれていないというのがホントのとこですが、それを続けているとマジで来年になってしまうので、今日から書き始めます(こんな状況なので、これまでのように一度に何枚も選ぶのは止めときます)。
・・・と、書き始めてみたは良いものの、“まずはどれを取り上げたら良いんじゃろ?” なんて迷ったりしたんですが、良く考えたら今日はこどもの日じゃないですか。まあ、良く考えなくても5月5日はこどもの日で、それももうすぐ終わりそうですが(全国のお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、GW中はお疲れ様でした)。だったらこれしかないでしょう!と言うことで、2009 Best Albumの1発目としてこれを選びました(だから遅いんだって・笑)。
2009 Best Children's Albumとして選んだのは、
Los Lobosの
“Goes Disney”です。“ロス・ロボス、ディズニーへ行くの巻”というタイトル(“の巻”はいらんか ・・・)が示す通り、Lobosのおっちゃん達がディズニーの有名曲を演奏しているというアルバムで、いわゆる“企画モノ”ではありますが、そのクォリティは当然のように高いです。“ベスト企画アルバムはこれだな~、企画モノって言い方、向こうにもあるんだろうか?”なんて思いながらブラウズしていたら、某音楽データベースサイトでこのアルバムを“Los Lobos2枚目のChildren's Album”と説明しているのを発見して、それをそのまま頂きました(笑)。そうなんですよ、2枚目なんですよ。彼らは'95年にチカーノミュージックの父と呼ばれる(人らしい)ラロ・ゲレロと一緒に作った“Papa's Dream”というアルバムをリリースしたこともあるんです。Los Lobosは子供との相性が良いみたいですねえ。どうしてなんだろうな~。僕が彼らのカッコ良さに(遅れ馳せながら)気づいたのも “Sesami Street”の番組内でした。そう言えば。・・・ってまあ、その辺のことは置いといて、“Goes Disney”に話を戻すと、Los Lobosがディズニーの曲を演奏するというナイスな企画は、ディズニー側から直々に行ったものと思われます。と言うのもこのアルバム、Los Lobosが所属するHollywood Recordsではなく、ディズニーが持つレーベル、Disney Soundからのリリースなんですよ。・・・と言うかアレか、どこよりも権利にうるさそうなディズニーが自分のところ主導以外でこんな企画進めたりしないか?・・・結局どれも憶測の域を出ていない訳ですが(汗)、そんな風にディズニーの厳密な監修の下で制作された(多分)Los Lobosのアルバムの出来が悪い筈なんてなくて、ハイパーなパーティチューンにアレンジされた
“Heigh-Ho” から、エレキインスト風の
“When You Wish Upon a Star/It's a Small World”まで、盛り沢山の内容で、底抜けに楽しい仕上がりです。老若男女を問わず、あらゆる人に自信を持ってお薦め出来る1枚と言えましょう!・・・と、盛り上げてはみましたが、僕は“ディズニーの有名曲”知らないものが多いです(汗)。
セサール ・ロサスが歌う
“I Wan'na Be Like You”が物凄くカッコ良くて、個人的なベストトラックですが、これが“ジャングル・ブック”の曲とは知らなかったあるよ。以前からあの曲をレパートリーにしていたので、てっきり彼らのオリジナル曲かと・・・。ディズニーランドも行ったこと無いしなぁ・・・。ディズニーランドの駐車場通り抜けたことならあるけど。たとえ原曲は知らなくても楽しめてしまう優れたカバーアルバムとも言えますね(笑)。誰にでも聴きやすいサウンドに仕上げておきながら、“Heigh-Ho”の間奏に
ジミ・ヘンドリックスの“3rd Stone From the Sun”のフレーズをさり気なく忍ばせて、子供達をロック頭に洗脳しようとしているところがまたイカしてるんだな。
・・・ところで、ディズニーランドやディズニーシーの売店でも、このアルバム買えたりするんでしょうか?この先、その辺の施設に行く予定がある方は、是非チェックしてきて下さい。御報告お待ちしてます。