日曜に決勝レースが行われたF1第11戦ハンガリーGP、優勝はマクラーレン・メルセデスのフィンランド人ドライバー、
ヘイキ・コヴァライネンでした。F1参戦2年目、28戦目の初優勝(F1史上100人目のウィナーだそうです)、おめでとうございます。トヨタの準ルーキー、ティモ・グロックもF1では初となる(2位)表彰台を獲得し、こちらもおめでとうございます・・・なんですが、今年のハンガリーGPの主役はマッサでしたね。3番グリッドから素晴らしいスタートダッシュを決め、レースを完全に支配していました。残り3周でエンジントラブルに見舞われ、リタイアするまでは・・・(涙)。余りにも劇的な終わり方でしたね。それまでの走りが素晴らしく力強かっただけに、あのまま優勝させてあげたかったです。でも、そう簡単に終わらない(場合がある)のがモータースポーツの厳しさであり、面白さでもあるんでしょうね。実際、面白かったです(笑)。マッサには気の毒だけど。ホント、今回のマッサは完璧でしたけどねえ。予選ではマクラーレンにフロントロウを独占され、“レースでもマクラーレン有利か?”のように言われていたのに、スタートで一気に2台をかわすと、後続にまったく隙を与えず、完璧にレースをコントロールしていましたから。(マッサとハミルトンの後退によって)かろうじて3位表彰台を獲得した、チームメイトのライコネンとどちらがチャンピオンか分かりません(レース後、イタリアのメディアがマッサを賞賛し、ライコネンを酷評しているというのも納得)。今回は好調だったマッサも浮き沈みの激しいドライバーですが、ここ数戦でのライコネンの元気の無さは気になりますね(今回もレース終盤にファステストラップは記録しましたが)。フェラーリのクルマの信頼性の無さも。チームとライコネンには、夏休みの宿題をきっちりやってきてもらいましょう。
・・・で、ポイントリーダーのハミルトンは、今回もタイヤトラブル(パンク)に泣かされた訳ですが、これは何なんでしょうねえ。やっぱりマクラーレンのクルマの特性と、ハミルトンのドライビングの特性が一緒になると、他のドライバーよりタイヤに負担を掛けてしまうんでしょうか?まあ、今回のパンクは、彼がタイヤにフラットスポットを作ってしまったことが原因らしいですが、
トルコでも彼にだけタイヤトラブルが出る可能性があったと聞きますから、“速すぎるが故の悩み”という部分も少なからずあるんでしょう。良く分かんないけど。それでも、“タイヤの使い方が上手い、タイヤに優しい・・・ けど遅い”とうのより全然カッコ良いですが(笑)。それに、“2年連続でチャンピオン争いをしているドライバー、現時点でのポイントリーダー”と言っても、ハミルトンは、まだF1参戦2年目でしかありませんからね。これからタイヤマネージメント等、もっともっと上手くなって行くんでしょう。きっと。いや、これも良く分かんないけど。適当に言ってみただけだけど。・・・と言うことで、F1は夏休みに入ります。次戦ヨーロッパGPは、初開催となるバレンシア市街地サーキットで8月22日に開幕。バレンシアの市街地サーキットは中々らしいっすよ~。楽しみですね~。