マックス・モズレー、みっともないなぁ・・・。みっともないし、恥ずかしい。バーレーンGPの開幕を明日に控えたF1GPですが、F1やWRC等の4輪モータースポーツを統括する団体、FIA(国際自動車連盟)の会長、マックス・モズレーに酷いスキャンダルが持ち上がっています。既に様々な場所で報道されていますが、一応簡単に書いておくと、イギリスのタブロイド紙
News of the Worldが、“マックス・モズレーがチェルシーのアパートで、5人の売春婦とナチス強制収容所の設定でのSMパーティに参加した”と報じ、同社のウェブサイトには隠し撮りしたその時の映像を掲載したんです(モズレーは、その映像をNOTW社のサイトから削除させることには成功したようですが、今の時代なので、当然、YouTubeにはそのコピーが溢れています。僕も一応観ましたけど、凄い嫌悪感を感じました)。モズレーは今回の不祥事については謝罪(ナチ的要素については否定)したものの、私生活と仕事は別ものとして、FIA会長職は続けるつもりであると名言しています。って、そんなアホな話があるかい・・・。まあ、今回のスキャンダルのどこまでが真実であるのかは分からないし(その場に居たのは確実ですが)、タブロイド紙(及び隠し撮りの協力者)がした行為もえげつないものですが、F1チームや世界の名だたる自動車メーカーに対して、いつも偉そうな態度を取っているFIA会長のプライベートがあれではまずいでしょう。まず過ぎるでしょう。そんな人に会長は任せておけないでしょう。マクラーレンのスパイ行為に対して、
1億ドルという巨額の罰金を科し、冬のテスト時にバルセロナのサーキットで、一部のスペイン人ファンがハミルトンに向けて行った人種差別的行為に対して、“FIAはそういった行為を絶対に許さない、GP主催者がこの問題に対して対処しない場合はスペインGP消滅もあり得る”と言っていた人物の中身はこれかよ・・・と(確かに仕事とプライベートは分けてますが・・・)。当然、F1に参戦する各自動車メーカーやチーム関係者からは、直接、または間接的に彼の辞任を要求する声が挙がっていますが(バーレーン王室からは今週末のGP観戦を拒否された模様)、これもう辞めるしかないでしょうね。いちモータースポーツファンとして僕も言わせてもらえば、やはり彼は辞めるべきだと思います。そうすれば、F1も変なルール改正されないで済むし、一石二鳥!会長辞めたら、ヘンリー王子の代わりにイラク行ってこい。こんな爺さん、役に立たないだろうけどな。