2005年のF1シーズン開幕まで、あと1週間となりました。
今日はいよいよフェラーリの新車発表も行なわれます。これを書いている時点では、まだそれを観ていませんが、どんなクルマになるのか非常に楽しみです。ここ数年の正常進化型になっているのか、それとも再び他のチームの先を行く革新的なものになっているのか・・・。個人的には後者であって欲しいような気もしますが、彼等にしてみればリスクを犯す必要はまったくない訳ですからね。とにかく楽しみです。もの凄く。
・・・という事で、今日は気分を変えてF1の話をしたいと思いますが、ウィンターテストのシーズンに、ネットや雑誌で情報を集めていた人には、今更言うまでもない分かりきった事ばかりだと思います。でも、
一度こういうのを書いてみたかったんですよ(笑)。最近音楽ネタもマンネリ気味だし・・・。'98年以来、久々となる
車両レギュレーション大変更や、
タイヤに関するルール変更など、今シーズンがどういうものになるのか、ハッキリ言って
まったく予測がつきません。だったら、こんなのわざわざ書くなって話ですが、やはり書きたいのです。
書かせて下さい!(涙) ブリヂストンの浜島さんですら、“前半戦は混乱間違いなし”と言ってるんだから、僕みたいな素人が分からなくて当然なんですよ!(逆ギレ) 大体、タイヤに対するルールが未だに不透明ですから、ホントどうなるか分かりませんよね。タイヤメーカーも大変だと思います。浜島さんに言われるまでもなく、前半戦は凄い事になると思いますね。かなりの確立で。・・・それでは、チームごとの
適当な予想(笑)をしてみたいと思います。
Ferrari・・・が外す事はあり得ないでしょう。ブリヂストンタイヤもこれまで以上に、フェラーリ専用となっているし(他は弱小チームしか使いませんからね・・・)、もし新車投入まで大したポイントを稼げなかったとしても、必ず巻き返してくると思います。ただ、ミハエル・シューマッハーとルーベンス・バリチェロの差はちょっと開いてしまうような気が・・・。少し前にバリチェロが“2005年仕様のクルマは乗りにくい”と言っていたんですよね。過去にも、その年のクルマが乗りにくいものになった場合のシューマッハーのアドバンテージ、チームメイトとの差は結構大きいものがありましたから。
B・A・R・・・は去年ほどの活躍は期待できないんじゃないでしょうか。大した根拠はありませんが、小型軽量化されたというボディに対してフロントウィングが妙に分厚くボテッとしていて、どうもバランスが良く見えない。・・・まあ、去年のクルマの方がデザイン的にまとまっていたように感じるというのが、期待薄の主な理由なんですが(笑)。佐藤琢磨が今年のタイヤレギュレーションにどれだけ迅速に適応できるかというのもちょっと見物ではあります。
Renault・・・現時点ではこのチームが一番強そうに見えます。恐らく開幕してからも強いでしょう。ここ数年のクルマも非常にカッコ良いですし、フェラーリ追従ではないクルマで速いというのは凄いですよね。今年のクルマもヌメヌメしていて、まるで生き物のようです。ドライバーラインナップも素晴らしい。去年までのコンビも好きでしたけどね。両ドライバーともポイントをガンガン稼いで行くと思いますが、シーズン後半になってどちらがリードしているのか、また、そうなった時、チームはどうするのかというのが興味深いです。・・・今までも、どちらか1人をエコヒイキする事が多かったチームですから(笑)。ドライバーにとっては、たまったもんじゃないだろうけど。
Williams・・・は、今年も駄目でしょう(笑)。まあ、このチームやマクラーレンの場合、勝てなければ・・・と言うより常勝していなければ駄目と言われるんだからチームとしても大変だと思いますが、今年のクルマを観ても期待感が持てません。去年のブサイクなクルマで勝ったりすれば、やはりウィリアムズは凄いと認めざるを得なかったんですが、世の中そんなに甘くなかったですね(笑)。エイドリアン・ニューウェイが抜けてから、このチームのクルマをカッコ良いと思った事がないし、カラーリングも好きじゃない。ドライバー的にも去年の方が良かったと思います。近藤マッチ イチオシの(笑)マーク・ウェバーが果たしてどこまで良いドライバーなのか・・・、ニック・ハイドフェルドも良いドライバーだと思うので、この2人の対決には興味がありますね。 ・・・大体、数年前のマッチの発言 “アロンソがここまでやるとは思っていませんでした(笑)” って、いったいどこ観てたんでしょうか?彼はデビューイヤーにミナルディでベネトン食ってるじゃないですか。いくら当時のベネトンが絶不調だったとは言え、ミナルディですよ?チームメイトとのタイム差も、もの凄いものがあったし。そんな人を解説に呼ぶのは頼むから止めて・・・。まあ、無理でしょうけどね・・・。
McLaren・・・が5位だったんですね~。そう言えば、去年の前半戦は悲惨でしたもんねぇ・・・。でも、今年はやるでしょうね。あのドライバー達には、クルマが壊れないだけでも大きなアドバンテージになると思います。“アイスマン”というニックネームを持っている割に、最近ご乱交で話題のキミ・ライコネン、僕はこの人、アイスマンでも何でもないと思っていたんですよ。昔から。確かにレース中やインタビューでは冷静 ・・・と言うか、無感動な印象を受けますが、マシントラブル等でリタイアした時のこの人の態度は全ドライバー中で一番良くない(笑)。駆けつけたコースマーシャルに八つ当たりしているように見えた事も度々・・・。ラテン系のドライバーでも、もうちょっと冷静ですよ。速いし好きですけどね。今のところ大人しくしているモントーヤが、どこで爆発するかというのも楽しみです。色んな意味で。
Sauber・・・は、例年通りでしょう。クルマは美しい仕上がりですが、既に問題ありみたいに言われているし、ドライバーも期待薄です。ってか、僕は昔からジャック・ヴィルヌーヴというドライバーを評価していないんです。頭が良くて面白い人物だとは思いますけど、実は大して速くも巧くもないと思うんですよ。大体、モナコを苦手とするF1ドライバーってカッコ悪いじゃないですか。そんな奴にフレンツェンが負けていたかと思うと・・・(涙)。彼がインディ500で勝った時は凄いと思ったんですけどね。でも、そのあと同じカラーリングのクルマに乗っていたグレッグ・ムーアの方が凄いと思いました。ロックギタリストにいそうな名前からして良かった(笑)。・・・マッサはマッサでしょう(笑)。今年のルールでは苦労しそうな気がします。
Red Bull・・・は、カラーリングがまとまってますね。・・・以上(笑)。あ、リウィッツィがどんなドライバーなのか、ちょっと興味があります。
Toyota・・・は、どうなんでしょう?発表会の時点での新車が、あまりにも保守的に見えて・・・。まあ、その辺もトヨタっぽいと言えばそうなんですが、参戦してからクルマの印象が殆んど変わっていません。新しい空力パッケージを試しているらしいですけど、いきなりそんな大変更をしたクルマが速かったりするんでしょうか?マイク・ガスコインってどうなんだろうなぁ・・・。でもまあ、ドライバー的には去年より格段に良いと思うので(僕はラルフも世間の評判ほど悪いドライバーだとは思っていません、彼の場合は技術云々より性格でとやかく言われていると思います・笑)、ワークス勢最後尾ぐらいは確保して欲しいですね。コンストラクターズ6位が目標(やけに低い)。
Jordan・・・はなあ・・・、昔は僕の一番好きなチームだったりしたんですが。フレンツェンの活躍でコンストラクターズ3位を勝ち取ったあの素晴らしいチームは何処へ ・・・。速くはなくても個性的で美しいクルマを作るチームだったんですが、最近はそれもまったく無くなってしまって・・・。インド人ドライバーを雇ったというのは凄いと思いますけどね。彼には頑張って欲しいです。アレックス・ユーンみたいにはならないでちょうだいね。
Minardi・・・頑張って下さい。1ポイントでも取って下さい。
・・・という感じですかね~。僕が結構
偏った趣味だというのが分かってもらえたと思います(笑)。でも、今シーズンは開幕が楽しみですね。毎年楽しみですが、今年はホントどうなるか分からないんで。冒頭で言った通り、前半戦、とりあえずフェラーリが新車を投入するまでは、
混乱する事必至だと思います。
フェラーリ、ルノー、マクラーレンの三つ巴になるんじゃないでしょうか。そこでまたしてもフェラーリだけが勝ったりすると、もう去年以上に面白くないシーズンになると思うので、それだけは避けて欲しいです。ブリジストンとミシュランがどんなタイヤを作ってくるのかというのも楽しみだし、ドライバーによる走り方の違いがレースを更に面白くしそうです。予選では前の方に行ったドライバーがレース後半タイヤズルズル・・・どんどん抜かれる ・・・みたいなシーンも数多く観れそうな気がします。タイヤメーカーによる違いも出るでしょうね。今までもそういう傾向(ミシュランは一発のタイム、ブリヂストンはレースでの安定性重視)がありましたから。こういう風なルールになった時こそ、フレンツェンみたいなドライバーが活躍できたと思うんだけどなぁ・・・。まずは今日のフェラーリ新車発表、そして3月4日の開幕が楽しみですね。個人的には
ルノーに期待。
今日の1曲
“Crying” k.d. lang
・・・ここまで一気に書けてしまったんですが、やはり音楽の事も書いておかないと落ち着きません(笑)。今日、東京でこの人のコンサートがあるんですよねぇ・・・。今朝の新聞に当日券ありなんて出てました・・・。観に行きたいけど行けないので(泣)、これでも聴いて我慢します・・・。
ロイ・オービソンのカバーですが、もう鳥肌が立つほど素晴らしい。実際に聴くと更に素晴らしいんだろうなぁ・・・。きっと涙が出るな。
Live By Request (2001)