ブログ開設当初からそういう傾向はあったんですが、このところ、80年代の終盤から90年代初頭に出てきたバンドを取り上げることが増えてきて(先日の
トミー・コンウェルとか、少し前の
Counting Crowsとか)、取り上げるきっかけが非常に適当なものであっても(まあ、このブログのネタ選びはいつもそんなもんですが・笑)、記事を書く時にCDを久々に聴いたりすると、“やっぱり良いなぁ、このバンド、これは名曲だなぁ~”なんて思うことが少なくありません。今日取り上げることにした
Nuclear Valdezもそんなバンドで、2年ほど前に、彼等の
1stアルバムを取り上げた時は見事にスルーされましたが(このブログで良く目にする光景ですが・笑)、内閣改造に合わせて僕も再チャレンジです。・・・と言うかね、ぶっちゃけた話、この間、YouTubeでトミー・コンウェルのビデオを探している時に、“あ、Nuclear Valdezのやつもあるかな?”と思いついて探してみたら、しっかりあったんですよ。・・・で、今回は“それをちょっと観てもらおうかな・・・”という話なんですけどね。まあ、手抜きっちゃあ手抜きです(汗)。音楽とか映画の内容を文章にして伝えるのって難しいですからねえ。殆ど不可能と言っても良いですよね。それでもこうやってしつこく続けてますけど、僕の場合、自分がそれをどれぐらい好きかということを書いてるだけですから(笑)。2年前にNuclear Valdezを取り上げた時には(この時も自分の夏嫌いをアピールしてますねぇ・・・)YouTubeなんて便利なものは存在しなかったので、10数年前に出たアルバムのことをふざけた文章で紹介しても、当然のように反応はまったく得られなかったんですが、実際に曲を聴いてもらえば少しは反応あるかな~なんて思っているんですけど。・・・いや、ウソ、今の撤回。別に反応なくても構いません。期待していて今回もスルーだと淋しいし(笑)。ただPV観て頂ければ、それで良いです。・・・と言うことで、とりあえず観て下さい。
1989年にリリースされたデビューアルバム
“I Am I”から
“Summer”、写真の2ndアルバム
“Dream Another Dream”(1991)から
“(Share A Little) Shelter”です。・・・と思ったんですけど、2曲目の方が観られませんねえ。レコード会社がUpしたPVなんですが・・・。一応このままリンクしておくので、また試してみて下さい(
・・・と書いたんですけど、復活しているみたいですね。1曲目もオフィシャルのやつにしておこう)。・・・まあ、“Summer”1曲聴いてもらえば、バンドの音楽性もある程度は理解してもらえると思うんですが、僕はこの哀愁に満ちたメロディが好きなんですよ。彼等の音楽にある“哀愁路線”からはバンドのルーツを感じますよね。 ・・・余り分かったようなことは言えませんけど、Nuclear Valdezのメンバーのようにマイアミに住む移民であったりすると、その暮らしは決して楽ではなさそうじゃないですか(勿論、他の土地に住むヒスパニック系の人でもそうですが)。そういった人達が背負った歴史や人生観みたいなものが、この切ないメロディに繋がっていると思うんですよね。僕はそんな感じの人達・・・自らのルーツをその音楽に反映させているようなバンドやアーティストが好きなんです。ヒスパニックという括りで言えば、
Los Lobosとかもそうですけど、もっと普通に“ただロックが好き”でも何でも良いんです。単に流行に乗っているのではなくて、その人が信じているもの、好きなものが音楽を通じて伝わってくる人達が好きなんですよ。・・・で、この間から言ってますけど、この時代(80年代終盤から90年代初頭)に出てきたアーティストには、そういった人達が多かったのではないかと、そう思うのであります・・・けど、やっぱり売れなかった人も多かったみたいで、割とどのバンドも、アルバム2枚ぐらいで契約打ち切られているんですよね(笑)。“バンドは続いているけどフェイドアウト気味・・・新しいCDどこで売ってるんですか?”みたいな人達も少なくありません。残念ながら。
でも、俺は好きだ!・・・Nuclear Valdezも完全にその仲間に入っていますが、
バンドのMy Spaceは開設しているみたいです。他の曲もいくつか聴けるみたいなので、興味のある方は覗いてみて下さい。