いや~、毎日暑いですね~。・・・といった書き出しから始まるブログの記事を、このところ良く見かけますが、ホントに暑いですね~。新潟も梅雨が明けるまでは結構過ごしやすい日があったりしたんですけど、梅雨明けしてからというもの見事に暑いです。フェーン現象の影響もあって、梅雨明けしていきなり36℃になった時は、もう泣きそうになりました。“大阪より暑い新潟なんて最低だ・・・”とか思いましたよ。・・・大阪の皆さん、すみませんね(笑)。僕も10年ほど大阪に住んでいたので、そちらの夏の暑さ、辛さは良く分かります。何たって、僕が住んでた部屋はクーラー無かったもんね。・・・あ~!思い出したくも無い!いやホント、1日でも早く秋になりませんかね。暦の上では、数日前に早くも秋を迎えているんですが、この暑さのどこに秋の気配を感じろと言うんでしょうか?立秋が聞いて呆れるね。・・・と、何だか八つ当たり気味になってきたので、そろそろ音楽の話に移りたいと思いますが、やはりこの季節には暑苦しくない音楽を聴きたいですよね。聴いていて爽快感のある音楽、部屋の温度をスーッと下げてくれるような音楽を。・・・まあ、時と場合によっては、元気一杯“Let's Go to the Beach!” みたいな音楽も気持ち良いですが、夜に部屋で聴く分にはギターの音も余り歪んでいない方が良い。毎年この季節になると、同じようなこと言って、それっぽいアルバムを取り上げている気がするんですけど、去年は
こんなの取り上げてますねぇ・・・。何だこれ(笑)。あ~、去年の今頃は、まだそんなに暑くなかったんだっけかなぁ~。それにしてもこれは酷い(笑)。今聴けと言われても絶対嫌だ。・・・それでは去年の反省を含めまして(ウソ)、今日は
クリス・アイザックのアルバムを取り上げたいと思います。クリス・アイザックさん、2度目の御登場です。
・・・クリス・アイザックの音楽、僕にとっては割と“オールシーズンOK”みたいな感じがあるんですけど、夏に聴いてもやはり気持ち良いです。彼の音楽・・・その曲調、ボーカル、各楽器のトーン・・・からは(クリスのルックスからも)“cool”という言葉が連想されますが、そのcoolさがこの季節にピッタリです。懐かしいんだけど現代的で、ソウルフルだけど暑苦しくなくて・・・という彼の音楽は唯一無二のもので、それを聴くと僕はいつも映像的なものが頭に浮かぶんですよね。映画のワンシーンのようなものが浮かぶんです。・・・こんな説明をして理解してもらえるか謎ですが、“夜のモーテル”みたいなイメージが浮かぶ場合が多いですね。“モーテル”つっても、ラブホテルみたいなのを想像しないで下さいよ(笑)。あくまでも向こうのモーテルです。映画に良く出てくるような、呼び鈴押すと奥から主人がめんどくさそうに出てくるような、そんな感じのモーテル。ああいう場所や映画の中のああいうシチュエーションって、どこか現実離れしたところもあるじゃないですか。勿論、曲によってはアメリカの明るい日差しや乾いた空気を連想したりしますが、クリス・アイザックの音楽全体から受ける印象は、そんな感じなんです。僕の場合。ロマンチックでありながらもどこか影も感じさせるところがそうさせるんでしょうか。・・・と、そんなイメージをクリスの音楽に対して持っているんですが、話を
“San Francisco Days”に移すと、1993年にリリースされたこのアルバム、それまでの彼のアルバム、またはこれ以降の彼のアルバムと大きく異なるという部分は特にありません(全部聴いてる訳じゃないけど)。僕が特別これを気に入っているという訳でもないし(気に入ってるけど)。“San Francisco Days”という爽やか極まりないタイトルでこれを選んだというそれだけの話です(笑)。・・・ぶっちゃけ、彼のアルバムって、どれも似た感じ、ちょっと金太郎飴状態なところがありますからねえ。それでも、1曲1曲のクォリティが高いので文句は無いんですが。このアルバムでも、いつも通りの“クリス・アイザックの世界”が繰り広げられています(プロデュースはクリスの音楽の重要なパートナーだったエリック・ジェイコブセン)。バックバンド、
Silvertone(このバンド名もカッコ良いなぁ)のメンバーに加えて、ゲストミュージシャンが多数参加しているのが特筆すべきところですかね。残念ながら、誰がどの曲に参加しているのか詳しいクレジットが無いんですが、ジム・ケルトナー、ケニー・アロノフ、
ダニー・ガットン・・・といった名人/達人クラスの人達が参加して、クリスの音楽を盛り上げています。・・・詳しいクレジットが載っていないのが残念ではあったんですが、今回、これを書く前に行った調査(大袈裟な・・・)によって、ダニー・ガットンが参加しているのは
“Can't Do A Thing (To Stop Me)”であると判明しました。この曲、クリスのファルセットボイスをフィーチャーした非常にムーディな曲で、以前から僕の個人的なベストトラックでもあったんですが、ダニー・ガットンが参加していると知って、余計好きになりました(笑)。
・・・アルバムを流して聴いていたら、この“San Francisco Days”には、そんなに夜のイメージ無いかな~なんて思ったりもしました。それよりも爽やかな印象の曲が多いようです。タイトルトラックを始めとして。陰のある曲もやっぱりありますけど。・・・それじゃ、今は便利な時代なんでYouTubeでPVを観て下さい(最初にクリスを取り上げた頃は、まだYouTube無かったよなぁ・・・)。前途の
“Can't Do A Thing (To Stop Me)”(う~ん・・・、セクシー・・・)に
“Two Hearts”。後者には映画
“True Romance”のシーンが挿入されてますね。タランティーノが脚本を書いたこの映画、面白かったですね~。僕、パトリシア・アークエット好きです。声が良いんですよね~。最近、二の腕なんて太くなってしまってすっかり老けましたけど。・・・と言うか、元々スタイル良くないし。・・・となると、やっぱりこれも観てもらわないと駄目かな~。クリス・アイザックと言えばこの曲、映画“
Wild At Heart”からのシーンをフィーチャーした
“Wicked Game”。・・・いや~、何度聴いても、このギターの音最高ですね。これぞ
ストラト!誰かレースセンサーの付いたストラト下さい(笑)。