う~ん、やっぱりモナコの予選はドキドキしますねえ。・・・タイミングモニターを眺めているだけでも(笑)。特に昨日は午前中のフリー走行がウェットセッションだったりしたので(Topタイムを記録したのは驚きのスパイカー/スーティル)、雨が上がった後の路面コンディションはどんどん変化して行ったようだし、セッション後半には、またしても雨が降り始めてきて・・・と、例年以上に緊迫感を感じる予選でした。そんな今年のモナコでポールポジションを獲得したのは、カーナンバー1、フェルナンド・アロンソ、マクラーレン移籍後初となるポールポジションです。2位にはチームメイトでポイントリーダー(汗)、ルイス・ハミルトンが続き、マクラーレンの2台がフロントロウを独占しました。抜きにくいモナコで。ここまで全戦でポールポジションを獲得してきていたフェラーリ勢は、マッサが僅差の3番手につけましたが、ライコネンはQ2開始早々ガードレールに接触、クルマの修復が間に合わなかった為、まさかのQ2ドロップアウトで16番手スタート(ピットスタートを選びますかねえ・・・)。最近では“BSタイヤへの適応に苦労している”と珍しく弱音を吐いているようにも見えるライコネンですが、流れを中々自分の方に持ってこれませんね。・・・でもまあモナコだし、レースで何が起こるか分かりません(今年からセーフティカールールも変わってることだし・・・)。彼にも頑張ってもらいましょう。
・・・“モナコは好きなコースではない”と言いながらもポールポジションを獲得してしまうアロンソは流石に凄いんですが、F1での初モナコでフロントロウ、木曜のフリー走行でクラッシュを演じておきながら、それによって萎縮することもまったくなく素晴らしいタイムを出したハミルトンもやっぱり凄いです(タイムの出し方も凄いんですよね、一発目からズバッと来ます)。最早、彼に関しては “ルーキー云々”という考え方はしない方が良いかもしれませんね。事実上、マクラーレンというチームに在籍している期間はアロンソよりずっと長い訳だし、F3やGP2で走ったモナコのレースはどれも勝っているんでしょう?ホント凄い新人ですよねえ(結局新人として観てしまいますが・笑)。ハミルトンも凄いし、ドライバーの腕が試されると言われるモナコ、しかも雨のセッションで(スパイカーのクルマに乗りながら)Topタイムを叩き出したスーティルも、恐らくは凄い才能の持ち主なんでしょうけど、そんな人達が集まっているF1GPはやはりモータースポーツの最高峰と呼ぶに相応しいですよね。・・・さあ、レースはどうなる?雨は降るのか?!(出来ればちょっと降って、混乱すると面白いんですが・笑)。モンテカルロの市街地コース、1度走ってみたいですねえ・・・。