週明けと同時に、F1チームの動きも一気に活発化してきたようで、連日のように新車の発表会や、新車のシェイクダウン/テストが行われています。・・・と言うことで、今回もF1ネタで。・・・まずは15日に発表されたマクラーレンの新車
MP4-22、タイトルスポンサーがVodafoneに変更されたことで、クルマ(とレーシングスーツ)のカラーリングも変わりましたが、クルマは“正常進化型”という感じで、それほど大きな変化は見られないように思います。(この写真では分かりませんが)エンジンカウルの傾斜、サイドポンツーン後部の形状なんかがちょっと変わりましたかね。ここはもう細部の仕上げや、カラーリングの美しさには定評があるチームなので、そいうった面でのツッコミどころはありませんが、何より壊れないクルマ・・・“1レースちゃんと走りきれるクルマであるかどうか?”ってのが問題ですよね。せっかく(ちゃっかりと)カーナンバー1を付けてるんだから。クルマより、アロンソの髪型の変化の方が大きいと思います(笑)。これ、NYヤンキースや読売ジャイアンツのように、マクラーレンでは長髪禁止とかそういうことかと思ったんですが、アロンソの判断で切ったらしいです。ルイス・ハミルトンとお揃いみたいで良いんじゃないでしょうか。・・・あと、ひとつ気になったのは、aigoというスポンサーのロゴ、aigoの横に“愛国者”と漢字であるんですよ。それを最初に観た時は、“何だこれ?安倍晋三がスポンサードしてんのか?” と思いましたが(そんな訳はない)、中国は北京のITブランドだそうです。F1カーに漢字で愛国者・・・何だかとっても変です(笑)。
そして、翌16日に発表されたのがBMWザウバーの
F1.07、小数点入ってます。ここはカラーリングの変更も殆どないので、クルマの印象も昨年と大差ないですね。・・・と言っても、各部がシェイプアップされ、スリム化しているように見えます(バージボードも小型化されてますね)。このチームはクルマのデザインにしても、カラーリングにしても、非常にクリーンなイメージを持ってますよね。(BMWの前パートナーだった)ウィリアムズ時代も使っている色は同じだったのに、あの頃は妙にダサかったです(笑)。ウィリアムズ流石です・・・(涙)。フェラーリエンジンを使っている頃から、ザウバーのクルマは各部の仕上げが角張っていると言うか、面取りが少ない感じなんですが、これはこれで個性に繋がっていると思うし、BMWザウバーのクリーンなイメージとマッチしていると思います。いかにもドイツ系チームらしくて良いんじゃないでしょうか。レーシングカーに興味のない人からすれば、どれも似たような形にしか見えないと思いますが、こんな風に細かいところに個性は出るんですよね(ぶっちゃけ、クルマ自体は大して個性的に見えないけど・・・)。かつてザウバーからエンジニアをごそっと引き抜いた某日本チームもちょっとは見習え。オリジナリティ出せ。・・・でも、ザウバーもそろそろ変化した方が良いんじゃないかな。
・・・で、正式な発表会の前にシェイクダウンを行ったのがチャンピオンチーム(なのにカーナンバーは3と4)のルノーです。僕は、ここがやっぱり曲者だと思ってます。これ、発表会前の暫定カラーではありますけど、他のチームに空力パーツの形状等を真似されないようにしている“忍者カラーリング” の意味合いが強いと思います。実際、写真を観る限りでは、ダークブルーの部分がどうなっているのか殆ど分かりません(バックミラーが空力パーツも兼ねた形状になっているようには見えるんですが)。このままではF3辺りの下のカテゴリーのクルマのように見えますが(笑)、黄色とオレンジがベースになると予想されている新しいカラーリングが施されると一気に印象も変わって、“流石ルノー”“流石チャンピオンチーム” という印象を持つことになると思います。やっぱり、自分とこのクルマでチャンピオンにしてあげたドライバーに出て行かれて、内心メラメラしているものがあると思うんですよね。今年のルノーにはそんな意地を見せてもらいたいです。 ・・・けど、ドライバーはどうなんでしょうね~。コヴァライネンはまだ未知数だし、フィジケラは今年も “あんな感じ”ですかねえ。クルマが良ければ両ドライバーとも勝てるでしょうけど、チャンピオン争い出来んのかなぁ・・・。とりあえず、NEWカラーリングに期待だ(笑)。
・・・と言うことで、早くも5チームのクルマが出揃いました。来週も、水・木・金と、連日発表会が行われますね。ホンダのクルマが突然カッコ良くなるようなことはないとしても(笑)、ここもルノー同様NEWカラーリングに期待してます。あとは、
ニューエイ体制初となるレッドブルの新車もお目見えします。う~ん、またしても楽しみだ。
F1に興味のない皆さん、長々とすみませんでした。次回は音楽ネタにします・・・。