天気どうですか~?ようやく梅雨が明けた、九州・四国地方の皆さん、今度は暑そうですねえ。こちらでは暑さはまだそれほどでもないんですが、明日からはまた雨らしくて(大雨の予報も出ていたりするので、今週末行われるFuji Rockは、ちょっと大変かもしれないですねぇ・・・)、梅雨明けはもう少し先になりそうです。今年の梅雨は嫌な感じでしたね~。ホント洒落にならないぐらい雨が続いて、大変な損害を受けた土地も続出で・・・。学生時代の知り合いに熊本や鹿児島出身の奴がいたし、最近、インターネットを通じて知り合った人の中にも九州在住の人が何人かいるんですが、皆さんのお住まいは大丈夫だったでしょうか?・・・って、学生時代の知り合いとは“連絡のレの字”も取っていないんで、ここでこんなこと言っても意味ありませんが。・・・それでまあ、豪雨や長雨はどう考えてもやっぱり嫌なんですが、僕は雨自体はそんなに嫌いではありません。何たって、出掛けることより部屋にいることの方が圧倒的に好きな奴ですから(笑)。 ・・・そんな感じで、今週の“今日の1曲”は、
Garbageの
“Only Happy When It Rains”。・・・実を言うと、この曲を雨が続く季節に取り上げようと大昔に思いついていたんですが、そんなこと完璧に忘れていました。前回取り上げた
RAMONESトリビュートで、Garbageを聴いて思い出しました。・・・それでも、この間の豪雨の時期に、“雨が降る時だけ幸せ~♪”とかいう曲を紹介したんでは、罰当たり極まりないので、“忘れてて良かったな・・・”と、結果オーライで考えてます(笑)。
・・・で、Garbageですけどね、御存知の通り、このバンドは、
シャーリー・マンソンという個性的な女性シンガーを3人の男性メンバー・・・それぞれがプロデューサーとしても活動していた、決して若くは無いメンバーがバックアップしているグループで、普通のロックバンド(という定義も曖昧ですけどね・・・)とはちょっと違った成り立ちを持っていますよね。・・・僕も最初に彼等のアルバムを聴いた時は、そんな成り立ちが関係しているとも受け取れる、妙に作りこまれた感じ、ロックバンドのデビューアルバムにしてはそつが無さ過ぎるような印象を受けてしまって、大して好きではなかったんです。どうもピンと来なかったんです。ドラムの
ブッチ・ヴィグが、“
Nirvanaや
Smashing Pumpkinsの大ヒットアルバムを手掛けた、グランジ/オルタナティブシーンの最重要プロデューサー”であったことも結構話題になりましたが、アルバムの仕上がりには非常に大きな違いがあったので、その落差にも少し違和感を感じてました。Garbageの音楽には、打ち込みの音も多用されていて、それが結構重要じゃないですか。・・・なんちゅうかこう、アルバムを聴いた第一印象として、(前途の2バンドに感じる)熱さや荒さを感じなかったんですよね。“何でこのバンドがそんなに話題になってるんだろう?”とか思ってました。それはまあ、僕の打ち込み嫌いも大いに関係してますが(笑)。・・・そんな感じで、Garbageというグループは、僕の中でしばらく放っておかれていたんですが、後に彼等のLIVE映像を観たら(2002年のグラストンベリーフェスティバルに出演した時のものです・・・てことは、約7年放ったらかし・笑)、それがえらくカッコ良かったんですよね。特にシャーリー・マンソンのパフォーマンスが。“あ、何だよ、このおねえちゃんカッコ良いじゃないか、ロックしてるじゃないか”と、ようやく気づいたんです。すんげー遅い(汗)。・・・言い訳するつもりはありませんが・・・いや、ウソ、おもいっきり言い訳しますが、やはりロックバンドはLIVEを観てからじゃないと、ホントの実力は分からんもんですなぁ・・・。
・・・そしてこの曲
“Only Happy When It Rains”については、単にタイトルをこじつけただけなので、特にどうこう言うものはないんですが(笑)、1995年にリリースされた、彼等のデビューアルバム
“Garbage”から、シングルカットもされた曲です。シャーリー・マンソンの特徴的な声・・・ちょっと鼻にかかったような、それでいて野太さも感じる声が生かされた曲だと思います。・・・Garbageというバンドには、際立ったプレイヤーというのは存在しませんが、さすがおっさんメンバー全員、音楽業界で生きてきただけのことはあります。アルバム作りのノウハウ、アイディアは豊富に持ってますよね。“どこでどういう音を使えば有効か?”みたいな。無数のサンプリング音、ループ音を聴きながら“まるでゴミのようだ”とつぶやいたところから、バンド名も生まれたらしいですが、そういった素材の生かし方を熟知したグループだと思います。・・・僕は彼等のLIVEを実際に体験したことはないんですが、コンサートの音も凄く良いんだそうですね。例えばギターであればPOD等の機材を使い、ステージ上はスッキリさせ、PAからの出音をクリアにすることを心掛けているようですが、そんなところに彼等のプロフェッショナルさを感じます(アクリル板で囲まれたドラムキットをヘッドフォン着用で叩いているところも印象的です)。こういうことが出来るのも、男性陣が自分のエゴを出すことなく(出すほどのエゴ、プレイヤーとしてのエゴは元々持っていないのかもしれませんが)、シャーリー・マンソンのバックアップに徹しているからだと思います(ギタリストが安いギター、Squierの
Jagmasterみたいなやつを使っているところも好きだったりします・笑)。・・・と言うことで、今日はこの辺で切り上げようと思うんですが、曲についての解説が余りにも少ないんで・・・と言うか、殆どしていないんで、最後にPVでも観てもらいましょうか(笑)。
オフィシャルサイトよりYouTubeの方が観やすいようなので、そちらでどうぞ。・・・それでは、シャーリーさん、張り切ってどうぞ~!
“Only Happy When It Rains” ・・・最初からこのPVでも観ていれば、また印象が違っていたんですけどねぇ・・・もっと早く彼等の良さに気づいたと思うんだけど・・・新潟じゃ洋楽のPV観られる音楽番組も殆ど無いし・・・と、まだしつこく言い訳する。