いや~、ストーンズって、やっぱりカッコ良いですね~。我ながら“何を今更・・・”という感じですが(笑)、昨日の朝、生中継されたスーパーボウルのハーフタイムショーに出てきたおっちゃん達を観て、改めてそう思いました。時間にして10数分、たった3曲演奏しただけでしたが、きっちりベロマークのセットは組むし、曲毎にギターは取り替えるし(キース2回、
ロン3回)、手抜き一切なしというパフォーマンスはさすがでしたねえ。朝から良い物を観させてもらいました(ただし、アレサとアーロン・ネヴィル、
Dr. Johnによるアメリカ国歌はちゃんと観られなかった・・・ちゅうか、夜になるまで知らなかった・・・泣)。ほんの3曲演奏しただけで、スタジアム全体を完全にコンサートモードに持っていってしまうストーンズも凄いし、3曲だけを演奏させる為にストーンズを出演させることのできるスーパーボウルというイベントも凄いですねえ。
ポール・マッカートニー、The Rolling Stonesと続いたので、来年は
King's Xか?
って、何でやねーん!・・・まあ、これは無理として(笑)、ZZ Topなんてどうでしょう?
AC/DCでも良いですよ。 追記 : ZZ Topは9年前のSBハーフタイムショーに既に出演済みだそうです(TKJさんから頂いた情報)。
・・・てことで、今日はジャマイカを・・・と言うより、レゲエシーンを代表するリズム隊、
スライ&ロビーのアルバムを紹介したいと思います(笑)。・・・いや、このアルバムには、昨日もしっかり演奏された
“Satisfaction”が入っているんですよ。しかも、この“Satisfaction”は中々カッコ良いんですよね。その理由は後ほど述べるとして(知ってる人は知ってると思いますが)、スライ&ロビーに関する思い出話に少しだけお付き合い下さい。・・・僕はレゲエって、そんなに聴かないんですよ。・・・さっきから “いったいお前は何が言いたいんだ?”と自分でも思ってしまいますが(笑)、実際そんなに聴いていないんですよね。“好きか嫌いか?”と聞かれれば勿論好きな音楽ですけど、1年中聴いていたりということはないんです。レゲエやファンクといった“血の違い”みたいなものを痛感してしまう音楽って、どうもそんな感じになってしまうんですよねえ・・・。なので、モノホンの人達が演っている“それ”よりも、白人のロックバンドが演っている“それっぽいもの”の方が好みだったりする訳です。ブルースでもそんな感じですね。だから好きなレゲエバンドが
The Policeや
The Clashだったり、好きなレゲエナンバーが
トミー・ボーリンの
“People,
People”だったりするんですよ(笑)。どーもすみません。ロック馬鹿で。・・・でも・・・“でも”ってこともないけど・・・、
Black Uhuruのレゲエは結構好きだったんです。彼等の演っていた重くて決して明るくはない(と言うよりは暗いですねえ・・・)レゲエは、ロック好きの僕にも充分アピールするものだったんですよ。そしてそのBlack Uhuruの音楽をがっちりサポートしていたのが、スライ&ロビーというジャマイカが誇る鉄壁のリズム隊だった訳です。・・・と、こんなことを現在Black Uhuruのアルバムを1枚も持っていない僕が書いていても、まるで説得力がないので(汗)ここらで切り上げますが、80年代に一度でも彼等のLIVEを観れたというのは、今思い出しても良かったなと思います。サウンドチェックで
ついたての向こうから聴こえてきたSIMMONS(当時一斉を風靡した電子ドラム)の音(冷静に考えてみると、SIMMONSはついたての向こうでも、音はPAから聴こえてきた筈ですね・笑)。に、既に興奮・・・と言うか、降参でした。
・・・それでは、1997年にリリースされたこのアルバムの話に移りますが、ストーンズの“Satisfaction”が入っていることからも想像がつくように、このアルバムで聴かれる音楽はレゲエ一辺倒という感じではありません。・・・で、ゲストも豊富なんですよ。当然、ボーカリストがメインのゲストで、Simply Redの
ミック・ハックネルや
マキシ・プリーストといった人達が参加してます。ミック・ハックネルの歌はいつ聴いても素晴らしいですが、
Libaというおねえちゃんの歌も良いです。
“You'd Be So Nice To Come Home”なんて抜群ですよ。
“Theme From 'Mission Impossible'”は元々イカした曲ですが、スライ&ロビーの2人が演るとカッコ良いの何のって。・・・あ、そうだそうだ、
“Satisfaction”でした(笑)。この“Satisfac-
tion”、本家ストーンズが演っているものに較べるとかなり爽やかなんですが(ボーカルは
One Plus One)、例のリフ、あの有名なリフがやけにリアルなんですよ。それもそのはず、クレジットを観ると(裏ジャケットにはクレジットされていない)、ここでギターを弾いているのは、
キース・リチャーズその人なんです。キースは子分の
ワディ・ワクテル(Waddyとしか書いてないですけど)も連れてきて、アコースティックギター弾かせてます。どうりで似てると思った。本物じゃん(笑)。キースのレゲエ好きは有名ですし、スライ&ロビーに頼まれれば、二つ返事で参加するんでしょう。 ・・・このちょっと爽やかな“Satisfaction”、数年前にクルマのCM(確かトヨタだったと思いますが)で使われてましたね。ボーカルはミックじゃないけど、ギターはキースだったんですよ。・・・ということで
“Friends”、ビシッとしたリズムの上に素晴らしく上手いボーカルが乗っていて、気持ちの良いアルバムです。