今日も寒いですね・・・。慣れない雪に悪戦苦闘している人も多いんじゃないでしょうか。気象庁が“今年は暖冬” という長期予報を“今年は20年ぶりの寒冬になる可能性が高い”と変更したらしいですが、そんないい加減な予報が成り立つんでしょうか?12月になってみたら寒いから “今年は寒冬になるかもしれません”って、それぐらいの予報だったら小学生でもできるような気がするんですが(笑)。・・・と言うか、“寒冬”なんて言葉は初めて聞いたような気がします。普通、日本の冬って寒いんでは?どうせならもっと寒そうな名前つければ良いのに。“冷冬”とか“凍冬”とか。・・・昨日は停電でえらい目に会ったし(結局、全戸で復旧するのに31時間もかかったそうです)、まだまだ雪の日は続きそうだしで、冬は結構好きな僕でも暖かい季節がちょっと恋しくなってきました。・・・まあ、
あと少しすれば海外に脱出して、寒い日本ともしばらくオサラバですが(笑)。・・・なんて事は僕にはあり得ない話なので(まず第一に人が動く時には動きたくない)、こんな時には暖かい国の音楽を聴いて心を温めるんですよ。・・・こういうパターン結構あります(笑)。
この前の冬にもやっていたし、逆のパターンで
今年の夏もやりました。いつもすみません。
・・・そんな感じで、今日は映画
“The Mambo Kings”のサウンドトラックを紹介したいと思います。ジャケットの写真を観れば分かりますが、主演は
アーマンド・アサンテと
アントニオ・バンデラスの2人。・・・ぶっちゃけ、アーマンド・アサンテという名前はまったく覚えていませんでしたが(汗)。この2人がキューバからNYへとやって来たミュージシャン兄弟なんです。兄(アサンテ)はパーカッショニストで歌手、弟(バンデラス)はトランペッターで作曲家・・・性格的にも正反対の2人が50年代のNYのクラブで色々する話です。・・・って、そんないい加減な~(笑)。いや、色々するんですよ。歌あり、アクションありで、かつての日活アクション映画にも通じるような(まともに観た事ありませんけど・・・)かなりベタな展開の話です(原作はピュリッツァー賞を獲った小説らしいですが)。これぐらいベタな方が、ラテンの人にはウケるんでしょうね。きっと。もう
フェロモンむんむんな映画です。特に兄ちゃんの方。あのアントニオ・バンデラスよりフェロモンきついです(笑)。・・・今初めて知りましたが、映画公開時(1992)のコピーは
“マンボが熱い。兄と弟の夢が、熱い”だそうです(笑)。
・・・で、その歌のシーン、クラブのシーンが素晴らしいんですよね。
ティト・プエンテや
セリア・クルーズといったラテン音楽の大御所が、本人役で出演しているんです(映画のラストはセリア・クルーズが歌っている姿だったかな)。・・・なんて分かったような事を書いてますが、僕なんてそもそも
KISSから洋楽を聴きだした奴ですから、ラテン音楽には全然詳しくないし、殆ど聴いてもいなかったんですよ。この映画に興味を持ったのも、
Los Lobosがサントラに参加していたからなんです。でも、映画の中でそういう音楽に触れてみると、やっぱり素晴らしいんですよね。・・・そんな風に、今まで知らなかった音楽を発見できたりする事も、僕が映画を好きな理由のひとつです。映画のこういう愉しみ方もアリですよね~。ティト・プエンテやセリア・クルーズといった“本物”以外では、前途のLos Lobosや
リンダ・ロンシュタットなどが参加していますが(リンダもスペイン語で歌ってます)、劇中で“永遠の名曲”として紹介され、映画の邦題にもなっていた
“Beautiful Maria Of My Soul”(わが心のマリア)という曲が凄く良いんですよ。このサントラには、Los Lobosが歌う英語バージョンと、アントニオ・バンデラスが
Mambo All-Starsをバックに歌う(この人ホントに良い声してます)スペイン語バージョン
“Bella Maria De Mi Alma”の2パターンが入っていますが、僕が好きなのはLos Lobosがスペイン語で歌うバージョン(Lobosの2枚組アンソロジーに収録)だったりします。って、なんだそりゃ~(笑)。バンデラスと
コンパイ・セグンドがデュエットしているこの曲もあったりして・・・。
・・・映画をもう一度観てからサントラを紹介を紹介しようなんて思っていたんですが(実は夏から・笑)、ダビングしたビデオが見つかりませんでした。・・・正直に言うと、探す気すら起きませんでした。次の夏まで取って置こうとも思ってましたが、あまりにも寒い日が続くので、音楽で暖を取ろう思って本日紹介した次第です。
“Buena Vista Social Club”なキューバも良いですけど、こっちのキューバ(映画の舞台はNYだけど・・・)も良いですよ。ベタで(笑)。