元The Black Crowesの
マーク・フォードが(やはりこういう書き出しになってしまうか・・・)、Crowes加入前に在籍したバンド
Burning Treeのアルバムです。発表されたのは1990年・・・、またしてもこの年です(笑)。
もう、開き直りました~。こうやって連日何かアルバムを紹介して行っていると、次に何を書いたら良いのか結構迷ってしまって、既に紹介したアーティストからの連想ゲームみたいにして選んだ方が楽な場合があるんですよ。まあ、そんな事は、読んでくれている人には全然関係無い事なんですが。それで、今日はBurning Treeって事で。今日び、このバンドを取り上げる人も少ないだろうから、結構良いかもなんて思いまして(笑)。
1990年という年に拘っている訳ではないんですが、実は それ以降に出たアルバムは何枚も持っていないなんて事だったら凄いですよね。更に CDは全部で100枚ぐらいしか持っていなくて、あと3ヶ月もしたらこのブログ終わってしまうとか(笑)。たまに思い出したように、“昨日タワーレコードでこのアルバムを試聴してきましたー”とか書いたりして。・・・でも、たまにそんなHP見かけますよね(笑)。どこそこでCDを試聴したとか、楽器屋でエフェクター試してきただけで、自分のHPに感想書いたり、紹介してしまう人(笑)。
そんなんで何が分かるっちゅうんじゃー!!・・・独り言多くてすみません。最近あまり人と話してなくて・・・。僕の場合、何故かこの頃に出たアルバムを紹介する事が多くなっていますが、音楽でも、景色でも、匂いでもそうですけど、そういうものと人の記憶って繋がっていて、何か聴いた途端、観た途端に、色々な事が思い出されたりして面白いです。・・・と言っても、今からここで アルバムとは関係ない思い出話を始める訳ではないので(それに近い事はしょっちゅうしてますけど・・・)、安心して下さい(笑)。
L.A.出身のBurning Treeというトリオ、僕のアルバイト時代の(笑)1990年にデビューして、このバンド名を冠したアルバムを1枚だけ残しました。'90年というと、偶然にもThe Black Crowesがデビューした年でもあるんですが、Crowesが色んな先輩バンドに気に入られたりして、あれよあれよという間に大きくなっていったのとは対象的に、このBurning Treeは “あれれ~?”という感じで、
あっという間にフェイドアウトして行きました。先日も書いた通り、僕はThe Black Crowes はデビューしてすぐに気に入った訳ではなかったのですが、このBurning Treeは、デビューしてすぐ、アルバム発売日付近に買っているんですよ。・・・なんでだろう?(笑) 発売前にプロモーションビデオを観たとか、ラジオで聴いたとかでもないんですけど。まあ、雑誌のアルバム評や、トリオであるというところが気になったんでしょうねぇ。日本の
レコード会社が殆んど力を入れてなかったのは、アルバムのライナーを見れば分かるんですが(ライナー書いた人が“資料がない”とか言ってるんですよ・・・)、そのおかげもあって、このバンドが話題にならなくなるのに(初めからなってないけど)、多くの時間は必要としませんでした。
バンドの音をひと言で言っちゃうと、白人少年Experience・・・、少年Experienceはまずいな・・・(汗)、
白人の少年版Experienceという感じです。まあ、メンバーも実際は少年というほど若くはなかっただろうし、メチャメチャ安易な表現だとも思いますが、音を聴いた瞬間にそう思ってしまったので、勘弁してやって下さい。1曲目の“Burning Tree”が始まった瞬間に、
“お、ジミヘン!Stone Free!”と、思ったんだから仕方がない(笑)。ギターソロは“Fire”ですよ(笑)。アルバムカバーのメンバーの顔もまだあどけなくて(お分かりと思いますが、右上の少年がマーク・フォードです)、歌声もちょっと幼い感じがするんです。このバンドでマーク・フォードは歌も歌っていて、他のメンバーもボーカルを取っているように聞こえるんですが、ちょっとはっきりしたクレジットがないんですよね(ライナーも役に立たなくて・・・)。ジミ・ヘンドリックス以外にも、The Rolling Stonesとか色々演ってます(笑)。レコード会社は大して力を入れてなかったはずなのに(笑)、ブッカーT・ジョーンズが参加していて、ちょっとビックリなんて事も(そういえば、Crowesの方は、チャック・リーヴェルが参加してましたね)。こんな風な内容だとすると、オリジナリティがなくてつまらないバンドみたいに取られるかもしれませんが、意外とそんな事もなくて(笑)、曲自体にフックのあるものが多かったと思います。南部のバンドとは少し違う乾いた感じが、僕は結構気に入ってました。でも、やっぱり売れはしなかったみたいですね・・・。
そして、世間の人々がバンドのツアーの話を聞いたり、プロモーションビデオを観たりする前に、マーク・フォードは、ジェフ・シーズの後釜として、
The Black Crow-
es に加入するのです(今 確認してみたら、彼がCrowesに加入したのは、Burn-ing Treeのデビューから、1年半とかそれぐらいしか経っていないようなので、Bu-
rning Treeって、デビューしてからは大した活動もしていなかったバンドなのではないでしょうか・・・)。彼のCrowes加入のニュースを聞いた時、僕はなるほどと思ったし、バンド側としても、ピッタリの人材が見つかった事を喜んでいたんじゃないですかね。まあ、似たもの同士、“初めから目をつけていた”みたいなところもあったと思いますけど。・・・Crowesは、新たにギタリストを参加させる際、ヘンドリックスタイプの人を選ぶ傾向がありますよね。マークの後に入った、オードリー・フリードもそうだったし。この人が前に居たバンドなんて、
“Cry Of Love”って名前ですよ(笑)。
そうなんですよねぇ・・・、僕はこのマーク入りのCrowes 気に入っていたんですが、どうもマークは悪い癖が止められなかったらしくて、バンドから脱退させられてしまうんです。彼は結局、
“The Southern Harmony & Musical Companion” と
“Amorica”、2枚のアルバムだけを残して、Crowesを去って行きました。僕は今でも、2ndアルバム“The Southern~”が一番好きですね。オードリー・フリードも上手いと思うんですけど、
ロックギタリストとしての立ち姿(これ重要)は
マーク・フォードに軍配を上げたいです。そんな困った癖のあったマークも、ミュージシャンの仲間うちでの評価は高いみたいで、Gov't MuleのLIVEアルバムに ゲスト参加していたり(ニール・ヤングの曲ではボーカルも披露しています)、少し前にベン・ハーパーが日本ツアーをした時に、セカンドギタリストとして一緒に来ていて、そんな事全然知らなかった僕は、“へぇ~”なんて思いました。ジョージ・ハリソンのトリビュートアルバムでは、彼の
“I,
Me,
Mine”を聴きましたが、良いギター弾いてました。
一昨年ぐらいに、彼は初のソロアルバムを出したらしいんですが、それは残念ながらまだ聴いてません。・・・残りの2人のメンバーについては、
全然知りません。マークがCrowesに入った頃、元GN'Rのイジーとセッションしていたらしいんですけど。
Burning Treeの残りのメンバーに関する情報をお持ちの方、または “プロモーションビデオ観た事あります”という方、御連絡下さい。連絡頂いても、“ほぉ~”と 感心するぐらいだと思いますが。PVは確か観た事なかったと思うんですけどねぇ・・・。