・・・今日も映画の話です。土曜深夜に
“Movie Baton”の記事を書いたら、久々に
映画モードに入ってしまいましてね~。昨日も昼、夜、深夜と3本の映画を観てしまいました(そのうちの1本は“ゾンビ”)。今日もついさっきまで観てました。“あれだけ長く書いてまだ書き足らんのか?”と言われそうですが、そうですね、書き足りません(笑)。・・・ってか、何度も言いますけど、質問に無理があるので、答えるこっちとしても満足のいく回答ができなかったんですよ(・・・ところで今回のバトン、何種類かの質問が出回っているみたいですね。僕に回ってきたのは、答えにくいやつだったようです)。・・・で、何について更に書きたいのかというと、
“心に残る映画5本”、これですよ、やっぱり。前回挙げた5本は、もう結構いい歳こいてから観た映画ですが、やはり子供の頃に観た映画についても書きたいんです。子供の頃に観た映画って、下手すれば、その人の人格形成にまで影響を及ぼすじゃないですか(笑)。・・・まあ、僕の場合、そこまで影響は受けてないと思いますが、やっぱり子供の頃に観て強い印象を受けた映画って、いつまで経っても覚えているんですよね。なので、それらについてちょっと書きたいと思います。“Movie Baton 番外編”って事で・・・。
・・・今はどの地方に行っても、シネマコンプレックス花盛りという感じですが、それよりずっと前、1970年代ぐらいには、地方の小さな町にも映画館がありましたよね。僕の住んでいる町にもあったんです。まだ幼稚園に通っている頃は2件の古びた映画館が、そして小学生になった頃には、その2件と入れ替わるように、家から歩いて数分のところに映画館ができたんです。この映画館も20年以上前になくなりましたが。・・・で、その映画館で働く人達と、うちの父が知り合いだった事もあって、子供の頃は、結構タダで色んな映画を観たりしてたんですよね。道歩いてたら呼び止められて、“観ていけ”と言われたり(笑)。勿論、お金払っても観てましたが。あと、映画好きの叔母に連れられて、まだ字幕もあまり読めない頃から、洋画を観に行ったりしてたんです。・・・何でわざわざ僕を連れて行ったのか疑問なんですけどね。“漢字読めないから面白くないなぁ・・・” なんて思っていたのを覚えてるんですが(笑)。でも、そんな映画館が近くにあった事は、今考えると凄く貴重な事で、その当時の自分が羨ましかったりしますね。昔の映画館は、どこか不健全なところがあって、それも良かったですよね(笑)。・・・それでは、その頃観た映画で、“心に残る5本”です。ルールに則って5本(笑)。
妖怪大戦争・・・つい最近リメイクされた映画のオリジナル版ですね。“大魔人”で有名な大映映画。これは前途のボロい映画館で、母親と一緒に観ました。それで、西洋妖怪ダイモンというのがホントに怖くて、その後、夢に出てきてうなされたんですよ(笑)。もう最悪。子供の頃の僕は、“吸血”というのに弱かったんですよね・・・。
ゴジラ対へドラ・・・ご存知ゴジラシリーズの中の1本ですが、これはちょっと異色じゃないでしょうか?当時問題になっていた公害がテーマだったし、70年代初頭を感じさせるサイケなイメージが、子供心にもの凄いインパクトありました。ゴジラとヘドラの戦いもどこか暗かったし、主題歌も凄かったです。いかがわしいゴジラ映画(笑)。
ジョニーは戦場へ行った・・・いきなりシリアスな映画に変わりますが、これは叔母に連れられて行った映画なんですよ。勿論、映画についての予備知識を持っていた訳はなくて、ただ一緒について行ったんですが、あまりにも暗くてですね・・・。もう、まともに観れませんでしたね。“頼むから早く終わってくれ・・・”と思うだけでした。
燃えよドラゴン・・・これはもう何の説明もいらないでしょう。ひたすら最高でしたね。スパイ映画の要素もあったし。当然、観終わったあとは、自分もカンフーの達人になったつもりで映画館から帰ってきました(笑)。そしてブルース・リーのファンとしての日々が始まったのでした。“ドラゴン危機一発”辺りの貧乏くさい話も良いんだけど、やっぱりこれがベストだろうな・・・。
コンドル・・・ロバート・レッドフォード主演のサスペンス映画ですが、これもカッコ良かったですねえ。“CIAって信用できないんだな・・・”と思いましたよ(笑)。“僕もこんな風に巨大な組織に1人で立ち向かって行けるだろうか?”とか。あと、映画の音楽が気に入って、シングル盤買ったりしました。今ちょっと調べてみたら、音楽を担当していたのはデイヴ・グルーシンだったんですね。全然知りませんでした(笑)。
・・・という事で、この5本も凄く心に残っているんですよ。それじゃ次回は“テレビで観た映画5本”で(笑)。その次はビデオで、その次は・・・。
Mute Witness / ミュート・ウィットネス (1995/アメリカ)
・・・え~と、何か画像がないと淋しいかと思って、これを出してみたんですが・・・って、うそうそ(笑)。本当はこの映画も“心に残る5本 サスペンス/ホラー部門”で候補に挙がっていたんですよね。さすがに“ゾンビ”には勝てませんでしたが、この映画も素晴らしいと思います。映画のストーリーと同じく、ロシアで低予算で撮られた映画ですが、脚本とアイディアで面白ものができるという見本のような映画だと思います。怖いし面白い、ホラー映画の秀作です。あのスティーヴン・キングも、Best Horror Movieとして、これを挙げていた事があるんですよ。いつだったか忘れましたけど。