メキシコ出身のシンガー・ソングライター、
ナタリア・ラフォルカデのデビューアルバムです。リリースは2003年。 ・・・彼女の事、殆ど何も知らないんで、今ちょっと調べてみたんですが、2002年にメキシコで大ヒットした映画の主題歌を若干17歳で歌って、大ヒットさせた人みたいです。そして、このアルバムを録音したのが18歳の頃だそうです。“かなり若そうだなぁ”と思ってはいたけど、そんなに若かったのか・・・。このアルバム、本国では大ヒットしたんだそうですが、日本にはそれが殆ど伝わってきていませんでしたね。やはり、英語圏ではない国の音楽って、日本では売り出しにくいんでしょうかね。・・・ひょっとして、実は日本でもヒットしていたけど、僕が知らなかっただけなんでしょうか?(汗)
・・・このアルバム、以前、
“Musical Baton”が回ってきた時に、その時点で一番最後に買ったアルバムで、“中々面白かったので、そのうち取り上げます”などと書いておきながら、すっかり忘れていました(笑)。
・・・今日頂いたコメントの中に“ワゴンセール”という言葉が出てきたんですが、このアルバムもそれで買ったんです。ワゴンセールとか、クリアランスセールって最高ですよね。ちょっとした冒険もできるじゃないですか。数百円で売っている事もあるし。まあ、このアルバムの場合、
1,
050円もしたんで、買う前にはインターネットで試聴したんですが(笑)。・・・いや、まあお金がない訳ではないんですが・・・ホントはないんですが(涙)、それよりも“一度しか聴かないCD撲滅運動”というのを実施中なんですよ。僕は買ったCDを手放したりはしないので、たとえ一度しか聴かなくても場所は取ってしまいますから・・・。なので、このナタリア・ラフォルカデのような名前も知らないアーティストの場合は一応調べてから・・・みたいになってしまうんです。せこいですか?(笑) それで、大手輸入盤ストアのHPを見てみたんですけど、そこにあった解説でまず目に入ったのは、
アニ・ディフランコという文字。この時点で購入決定なんですが(1,050円だし・・・笑)、一応音も聴いてみたら、アニとは全然違うんですよ(笑)。まあ、雰囲気ない事はないけど、もっとラテンなんですよ。スペイン語で歌っているので当然なんですけどね。でも、アコースティックギターを抱えて歌う女性シンガー・ソングライターだからって、単純にアニに繋げるのは如何なものか?という気はしました。ここのHPの解説はいつもこんな感じだなぁ・・・。黄色いとこですけど・・・。
そんな感じでラテンなナタリアちゃんなんですが、現代的な打ち込みも多用したPOPでメロディアスな曲がある一方で、型にはまらない奔放な雰囲気も持ち合わせています(某黄色 Recordsのライターさんは、恐らくこの部分にアニを感じたんだと思いますけどね)。“ラテンPOPSって結構気持ち良いけど、何を聴いたら良いか分からないなぁ・・・”という人(ってか、それ俺だ・・・)、“最近、メキシコにメル友ができたんだけど、何かネタはないかな?”と思っている人には、結構お薦めです。ラテンな曲の間に入っているフォーキーな曲も中々良いんですよね。
ちょっと聴いてみますか? ここの“Discografia”で聴く事ができます。・・・今年に入って
“Casa”というNEWアルバムがリリースされたようですが、これはさっき知ったばかりなので、まだ聴いてません。そしてもうひとつ、知ったばかりの驚愕の事実が・・・。この1stアルバム、 国内盤もリリースされているんですが、その邦題が
“メキシコからこにゃにゃちわ” と言うんですよ・・・。凄い・・・、凄すぎる・・・。Sony Music Entertainments恐るべし・・・。売る気あんのか・・・。