いや~、やはり日韓戦は両チームとも気合入ってますね~。しかも勝ちましたしねえ。中沢の“高さが生きて”足で得点(笑)。角澤って凄いアナウンサーだなぁ。アナウンサーが声枯らすなよ。次回の中継から“まさに”と“魂の” 禁止な。いきなり静かになったりしてね。・・・そんな感じで書き始める時間がすっかり遅くなってしまったので、今日はあっさり行きましょう(予定)。
“I Love Summer 2005”も今日で無事最終日を迎える事ができました。しかも今日は立秋、暦の上ではもう秋です。・・・て、
アホか!このクソ暑いののどこが秋やねん!なんて怒っていても涼しくはなりません。でも、何かに怒りをぶつけたい今日この頃です。・・・という事で、
“I Hate Summer 2005”最終回、兼、今週の
“今日の1曲”は、
Living Colourの
“Solace Of You”です。
ぼかぁ、Living Colourというバンドは大好きなんですよ。このブログではあまり反響のないバンドですが(笑)。今でこそ“ミクスチャー”というジャンルが確立されたみたいなところがありますが、彼等が出てきた80年代後半にそういう音楽を演るバンドはまだまだ少なかったですよね。しかも彼等は、黒人によるハードロックバンド第1号(まあ、それ以前にもそれっぽいバンドは存在しましたが、一般的な知名度やバンドが残した実績からいうと、やはりLiving Colourをそう呼ぶのが適当かと思います)と呼べるようなグループでもあったし、
色んな音楽の間に存在した多くの垣根を取り払った画期的なバンドだった訳です。彼等が出てきた時はまじでシビレましたね。ホント大好きでしたよ(今も活動しているので、過去形にするのは変ですが)。彼等の音楽性は非常に幅広いものでしたが、バンドの成り立ち・・・メンバーのバックグラウンドを考えると、それも当然なんですよね。ギタリストの
ヴァーノン・リードやドラマーの
ウィル・カルホーンはJazzフィールドでも活動していた人達だし、
コリー・グローヴァーは役者としてのキャリアも持っていて
“Platoon”にも出演していたんです。初代ベーシストの
マズ・スキリングはバンドに加入する直前まで消防士になろうとしていたらしいし、二代目ベーシスト(現メンバー)の
ダグ・ウィンビッシュは今からは想像もつかないダサい格好でジェフ・ベックのツアーメンバーを務めていたりしました。まあ、音楽とは全然関係の無い話も若干ありますが(汗)、そんな風に様々なバックグラウンドを持つ人達が本気でロックを演ろうと組んだバンドですから、強力なのは当然とも言えますよね。下手な白人ロッカーでは太刀打ちできません。
今日紹介する
“Solace Of You”という曲は、1990年リリースの彼等の2ndアルバム
“Time's Up”に収録されているアフリカンミュージック風の曲です(2ndアルバム発表以前からLIVEのレパートリーになっていたようです)。僕は彼等のアルバムの中でも“Time's Up”が一番好きなんですが、このアルバムはデビュー作でも見せていた幅広いを更に広げたものなんです。いきなりスラッシュナンバーで幕を開けるわ、メイシオ・パーカーが参加したファンキーな曲はあるわ、こういったアフリカンミュージックもあるわ・・・ですから。どれもホントにカッコ良い曲ですが、その中でも凄く印象的で、夏になると聴きたくなるのが“Solace Of You”なんです(僕の中で “Time's Up”というアルバムと夏が妙に繋がるなと思っていたんですけど、やはりこれも夏にリリースされたアルバムでしたね)。・・・これを書く前に図書館で当時のGuitar Player誌を探して確認したんですが、ヴァーノン・リードによると、この曲のギターはコンゴの音楽に影響されているけれど、ビートは南アフリカの音楽に影響を受けたものなんだそうです。そしてマズ・スキリングによると、所々に出てくるスライドハーモニックスはハワイアン風という事です。凄く気持ち良い曲なんですよね。女性コーラスをフィーチャーしたスタジオバージョンも素晴らしいですが、LIVEバージョンもまた良いんですよ。写真のジャケットはそれが収められているLIVE EPなんですが、そこに入っていた4曲はその後出された編集アルバム
“Biscuits”にまるごと収録されました(それ以前に買っていたリミックスEPなんかも・・・)。これには結構ガックリきましたね。それ思い出したんで、あえてEPの写真使ってやりましたけど(笑)。
・・・やっぱりあっさりなんて終わんねーや(笑)。