ルノーのフェルナンド・アロンソが2年ぶりのポールポジションを獲得したF1第10戦ハンガリーGP予選は、前戦ドイツで今シーズン初の表彰台を得て上昇の兆しを見せていたフェラーリのフェリペ・マッサにとっては散々なものになってしまいました。Q2終了間際、タイヤバリアに深く突き刺さる赤いクルマの映像が映し出されましたが、マッサはコース上に落ちていた他のクルマ(ブラウンGPバリチェロ車)から外れたパーツの破片を頭部に受け、気を失った状態でハイスピードクラッシュを喫してしまったようです。その後、メディカルセンターからブダベストの病院に搬送された時は意識もあり、安定した状態だったらしいですが(自分の手で額の辺りを抑えている写真も確認されてます)、前頭部切り傷以外にも、頭蓋骨損傷、脳震盪の症状が見られ、手術を受けたということです。手術の結果は良好だったものの、現在も集中治療室での監視下に置かれ、決勝レースは欠場すると発表されています(当然ですが・・・)。いやもう、ホント散々でしたね。彼はこのまま今シーズンの残りのレースをすべて欠場する可能性もあるということなので、今回のGPはレーシングドライバー、フェリペ・マッサにとって、大きなターニングポイントとなりそうです。彼の1日でも早い回復を願いたいと思います。今シーズンのF1はどこかおかしいですねぇ・・・。
・・・で、予選結果と予選終了後に発表された各車の重量(個人的にはこれ止めて欲しいんですけどねぇ・・・)を見ると、レースの展開も何となく予想出来ますが、ポールを獲ったアロンソは極端に軽いクルマ(=少ない燃料)でスタートするようですね。となると、2番、3番グリッドのレッドブル勢が優勝候補の本命ではないかと思いますが(車重が違う割にタイム差少ないし)、ここハンガリーで一気に復調したマクラーレン勢も気になります。ハミルトンもモチベーション上がっているんじゃないですかね。面白いレースが期待出来そうです。・・・それにしても、ブラウンGPの失速(暑いハンガリーでも復活厳しそうです・・・)で、ここまでF1が活気付くとは(笑)。