F1第2戦マレーシアGP、優勝はブラウンGPの
ジェンソン・バトンでした。開幕戦に続くポール・トゥ・ウィン、新興チームの快進撃が続いています。2位はBMWのハイドフェルド、3位トヨタのグロック・・・と続きますが、レース半ば過ぎに強まった雨により赤旗中断、そしてそのまま終了となったことを受け、入賞したドライバーには通常の半分のポイントが与えられました。何だかなぁ・・・。バトンファン、ブラウンGPサポーターには悪いけど、開幕戦より更に面白くないレースを見せられた気がしますねえ。ってか、FIAはやっぱりアホだな。夕刻のクアラルンプールがスコールに見舞われる確率が高いのを知っていながら、ヨーロッパでのTVの視聴率を上げる為にスタート時間を変更したことで、こんなふざけた結果を招いてしまって。レースファンを呆れさせただけでなく、ドライバーを危険に晒していますからね。開幕戦のオーストラリアも同じようにスタート時間の変更を強いられましたが、“レース終盤に視界が悪くなり、危険が大きくなった”と発言しているドライバーが複数居ました。今シーズンから大きく変更された車両レギュレーションも、レースのエンターテインメント性アップ(オーバーテイク増加)を狙ってのものらしいですが、ハッキリ言って、どれも空回りしてますよね(そもそも、レギュレーションが全然明確化されていない)。1週間前から、僕はまともなレースを観た気がまるでしません。ファンが観たいのは、こんなレースじゃないと思うんですけどね(バトンファン、ロス・ブラウンマニアはたまらないだろうけど)。レースの感想を書こうとしても文句しか出てきません。少し気が早いですが、2009年は“混沌”なんて言葉では甘すぎるほどグチャグチャなシーズンになるのでは?
・・・まあ、FIAの狙いがF1勢力図の塗り替えにもあるならば、それは今のところ成功してますけどね。昨シーズンまでの2強、常勝チームのフェラーリとマクラーレンがここまで良いとこまったく無しのズタズタボロボロです。予選での速さは無いものの、開幕戦3位入賞を果たしたと思っていたマクラーレン/ハミルトンは、レース後のスチュワードの聴取に対して(自分が不利にならないように)紛らわしい報告をしたとしてレースの4日後に失格裁定を喰らい(4日も経ってからレース結果が変わるのもどうかと思うけど・・・)、地元メディアから嘘つき呼ばわりされるわ、フェラーリは今回のマレーシアで・・・もういちいち書くのもアホらしくなるほどのポカ連発するわで、昨年までの2強(と書くのも淋しいですねぇ・・・)が、レース毎に交替でカッコ悪さを競っているようです。昨日のフェラーリの(大外しした)タイヤギャンブルも、焦りから来ているんでしょうね(と言うか、初日に見せた速さは何だったんでしょう?)。・・・フェラーリとマクラーレンを中心に、とりあえずヨーロッパに戻るまでは我慢のレースをしなければならないチームも多いと思いますが、クルマの開発競争もF1の凄さであり、魅力のひとつですから、そこで各チームの地力を見せてもらいましょう。・・・これって“次の中国とバーレーンで、またしてもブラウンGPが独走しても我慢しましょう”と言ってるみたいなもんですね(笑)。いやホント、他のチームも意地見せて欲しいですよね。ブラウンGPとトヨタの争いって、個人的にどうも盛り上がらんわ~(笑)。レース結果にはまだ表れていないものの、Red Bull(とヴェッテル)の速さはOKだと思います。あと、KERSはやっぱり要らないと思います(昨日のアロンソとライコネンのバトルを観ながら再確認。そして、雨の中放っておかれるクルマ観てビビった・汗)。
第3戦中国GPは、4月17日金曜開幕です。・・・まあ、ジェンソンもせいぜい頑張ってくれよ。行けるとこまで行ってみろ(えらい投げやり・笑)。