完璧に乗り遅れているThe WhoのLIVEレポ、ここまでノンタイムリーなら、もう開き直ってマイペースで行きますが、今日は楽器の話から始めます。この日(と言うか、最近のLIVEではいつも)ピートがメインで使っていたのは、
エリック・クラプトンモデルを基本に、ピエゾPU付のブリッジとそれ専用のボリュームノブを増設したトリノレッド ・・・か、フィエスタレッドかはハッキリしませんが(汗)、とにかくソリッドカラーの赤いストラトキャスターで、曲によっては同仕様でキャンディアップルレッド(赤メタリック)のストラトを使っていました(後者の方が若干ブライトな音に聴こえました)。それをFenderの
バイブロキング(ブロンドトーレックス)に繋いでいたんですが、これが良く分かりません。何がって、その使い方が。使い方っちゅうか、並べ方が。バイブロキングの下には、それとほぼ同サイズのスピーカーキャビネットが置かれていて、そのセットがふたつ並んでいるんですよ。それはまあ普通なんですけど、その後ろに同じセット(こちらはブラックトーレックスだったと記憶してます)がピッタリ付けられた格好で置かれているんですよね。この並べ方が謎。変(笑)。まあ、単純に考えて、普段使っているアンプに何かトラブルがあった場合のスペアかとも思うんですが、他では余り観ない変わった並べ方だと思いました。“The Whoのコンサート観に行って、そんな細かいこと気にすんな!”とか言われそうな気もするんですが、ステージを上の方から見下ろす席だったので、これがやけに気になって・・・(僕同様、気になった方は、今月号のPlayerの綴じ込みポスター、またはYouTubeにUpされている最近のLIVE映像でチェックしてみて下さい。・・・で、そのポスターのピートの足元にはピート・コーニッシュが手掛けたっぽいペダルボードが写っているんですよねぇ・・・、チラッと・・・と思って調べてみたら、あれはやはりピート・コーニッシュ製みたいですね。どんな中身か気になりますねえ)。まあ、その辺は、この先出る各音楽雑誌に期待(機材の取材は許可してくれたんでしょうか?)するとしますが、そんなセットで凄くピートらしい良い音出してました。“歪んでいる時であってもクリア”という、言葉にするとちょっと矛盾した音(笑)。・・・う~ん、全然コンサートの話になりませんね。マイペースにも程がある。もう良いや、今日はコンサート(音楽)の話やめ(笑)。時間もないし、楽器の話だけします。決定!普通のコンサートレポートを期待して、これを観てしまった方が居れば、重ね重ねすみません。僕はこんな奴なんです。
・・・え~、話は少し前後しますが、The Whoの来日が迫ってきた頃、やはりそれに関する話をネット上で目にする機会も増えてきたんですが、そういう場所で割と良く見かけたのが、“出来ればピートにはGibsonのギターを使って欲しい”という意見でした。この気持ち、僕も良く分かります。The Whoが“最強のLIVEバンド”の名を欲しいままにしていた60年代後半から70年代に架けてピートが主に使っていたのは、SGスペシャルやレス・ポールDXといったGibsonのギターでしたもんね。その頃のLIVE写真やLIVE映像に写る彼の姿は余りにもカッコ良かったし。・・・でも、ピートがそれらのギターを選んだ理由が、アコースティックな響きだったり、コードを弾いた時の歯切れの良さを求めてのものだったとすれば、彼が今使っているストラトキャスターは、一連のGibsonギターより遥かにピートの好みに合うものだと思います。ピート ・タウンゼンド/The Whoの場合、バンド初期の頃から、レコーディングに於いてはアコースティックギターが重要な位置を占めてきていたじゃないですか。時にエレキ以上に。そんなピートにとって、アコースティックギターのような音も出せる今のストラトは最高のパートナーなんじゃないですかね?少なくともステージに於いては(逆にレコーディングでは出番少ないらしいですが)。80年代後半にThe Whoが再結成して、ピートがクラプトンモデルのストラトを使い始めた時、“どうやってこんなものが作れたんだというほど素晴らしい”みたいに発言していたのを憶えていますが、今ではそれを更に自分好みにモディファイしたギターを作ってもらっている訳ですから、昔のThe Whoファンには少し残念な話ではありますけど、彼はまだ当分このストラトを使い続けると思いますね。実際、Gibsonから自身のシグネチャーモデル(
これとか、それ以前のSGとか)を出していたりしたのに、まるで使う気無さそうですもんね。・・・そう言えば、
HIWATTのシグネチャーモデルも使っていませんねえ。個人的には、やはりピートの後ろには
HIWATTのアンプがドーンと鎮座していて欲しいんですが(The Whoの曲の歌詞にも登場しているんだし)。良いですよねぇ、大物って。そういうのだけで一儲け出来そうで。・・・と言うか、17日の武道館公演は何処へ?(笑) って、笑ってる場合かー!・・・え~と、最後の
“Tea and Theatre”で使ったアコースティックギターは、ファンには御馴染みGibsonのJ-200(
ピートシグネチャーのSJ-200かな?)でした。・・・実は、他のメンバーの使用楽器についても軽く書こうと思っていたんですけど、既に長すぎるので、ひとまずここで切り上げます。また気が向いたら付け足します(興味のある人が居なくても)。それではまた。バイなら。・・・このLIVEレポート(の筈だったんですけど・・・)一体何処へ向かっているんだ~?!Soon be home~♪Soon be home~♪