世界中がサッカーW杯南アフリカ大会に熱狂している間もF1GPは続いていました。って、そんなの当たり前のことですが、僕は連日のサッカー観戦に体力、気力を奪われ、F1関連の記事を書くことが出来ずにいました(汗)。・・・とか何とか苦しい言い訳してますが、W杯が閉幕して既に1ヶ月以上が経ってしまいました。今更そんな言い訳は成り立ちません。単に怠け癖がついたんでしょう。その怠け癖からのリハビリの一環といっては何ですが、F1サーカス御一行が短い夏休みを取っている間に、2010シーズンの中盤戦を振り返っておきたいと思います。物凄~くノンタイムリーな記事になってしまいますが、元々素人が個人的な感想を述べるだけのものなので、大した問題にはなりませんかね(笑)。
6月13日・・・W杯南アフリカ大会開幕3日目ですねぇ・・・日曜に決勝レースが行われたF1第8戦カナダGP、優勝はポールポジションからスタートしたマクラーレン・メルセデスの
ルイス・ハミルトンでした。2位にはチームメイトのジェンソン・バトン、3位にはフェラーリのフェルナンド・アロンソが入り、マクラーレンは前戦トルコに続く1-2フィニッシュを決めました。マクラーレン/ハミルトンは予選でも開幕戦から続いていたレッドブルの連続ポールポジション獲得を阻止し、その結果だけを観ると終始有利にカナダでの戦いを進めていたようにも思えますが、決してそうではなかったですね。予選でのポールポジション奪取も捨て身の作戦を取ってのものでした。予選走行終了時にガス欠する(クルマがコース上でストップする)ことを覚悟で、燃料をギリギリまで少なくする(車重をギリギリまで軽くする)という非常にきわどい作戦を(当然のようにペナルティを受けましたが、罰金だけで済んだのはラッキーだったのでは?)。そんな作戦とモントリオールのサーキットの特性に合った元祖Fダクトの効果/貢献もあって、レース中、ヴェッテルやアロンソにトップの座を明け渡しながらも、結果的には2戦連続優勝を飾ったハミルトンだったのでした(カナダGP終了時点で、ドライバーズランキング1位に浮上)。・・・でも、カナダGPを面白くした一番の要因、影の主役はタイヤでしたね。ブリヂストンの高い技術力を持ってしても、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットの特殊な路面を問題無く走りきれるタイヤを作るのは難しかったようで、 “もたないタイヤ”がレースを見事に演出してくれました。ズルズルになったタイヤで走るF1は何と凄みがあって面白いんでしょう。BSナイスアシスト!
・・・カナダGPの2週間後には、バレンシアの市街地サーキットでヨーロッパGPが行われました。優勝はレッドブル・ルノーのヴェテルでした(笑)。