・・・え~、先日の記事を書いている時、もの凄く基本的で、素朴な疑問を持ちました。今更。
エリック・クラプトン、
ジェフ・ベック、そして
ジミー・ペイジ、出身地も近ければ、歳もほぼ一緒で、
Yardbirdsという同じバンドに在籍した3人のイギリス人ギタリストを
“3大ギタリスト”と呼びますが、これって世界的にそうなんでしょうか?それとも日本だけなんでしょうか?とりあえずアメリカ人はそんな風に認識していないと思うんですけど(これって偏見入ってますかね?笑)、どうでしょう?・・・ここ日本では江戸の昔から“御三家”という言葉があって、芸能の分野でも橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦の元祖御三家、郷ひろみ、西城秀樹、野口五郎の新御三家、洋楽の分野でも、
KISS、Queen、
Aerosmithの3バンドが70年代にロック御三家と呼ばれていました。そういったことを考えると、 “これって日本特有の呼び方かな?”みたいに思わなくもないんですけど、向こうにも“Big 3”という言い方がありますからね。ヨーロッパには三銃士が居るし。
ジョー・サトリアーニが主催するG3ってのもあるしなぁ・・・。割と向こうの人も3という数字が好きなのかも?
B.B.キング、アルバート・キング、フレディ・キングをブルースの“3大キング”と呼ぶのは、向こうでも通用しそうな気がするんですけど、“3大ギタリスト” ってどうなんですかね?いやもう、全然文句は無いんですけどね。3人が3人とも素晴らしく個性的なギタリストだし、後進に与えた影響の大きさを考えても、こう呼ぶに相応しい人達だと思いますから。ただ単純に“どうなんだろう?”と思っただけで。 ・・・でも、こういった呼び方は、当然時代によって変わりますよね。日本人なんて勤勉だから、Yardbirds出身の3人を未だに“3大ギタリスト”として認識している部分がありますけど、“海外ではまったく通用せず”みたいな状況に陥ることも充分考えられる訳です。まあ、こういう風に、その時代の3大ギタリスト、そのジャンルの3大ギタリスト、その人なりの3大ギタリストを考えて行くのって楽しそうですけどね~。 “3大ハードロックギタリスト”(これは実際にあるみたいだけど・・・って、いつから?)とか、“3大パンクギタリスト”とか、“3大速弾きギタリスト”とか、“3大スライドギタリスト”とか、“3大レスポールギタリスト”とか、“3大
ストラトギタリスト”とか、“3大テレキャスギタリスト”とか、“3大マーシャルギタリスト”とか、“3大エフェクトギタリスト” とか、“3大P-90ギタリスト”とか、“3大EMGギタリスト”とか・・・って、どんどん細分化して考えると面白いと思うんですけど(勿論、“日本の3大ギタリスト”ってのもアリだし)、始めると死ぬまでやってそうなんで今日のところは止めときます(笑)。
・・・という緩~い記事を“せっかくだから・・・”ってことで、Yardbirdsの
“On Air : Original BBC Recordings”を聴きながら書いていたんですけど(・・・ちなみに、このアルバムにはエリック・クラプトン在籍時の演奏は収められていません)、Yardbirdsはやっぱりキース・レルフのバンドですね~。ギターもカッコ良いんだけど、やっぱキース・レルフっすわ~。チンピラな感じ(笑)が最高!