前回、雨が降ってきたことをちょっと喜んで、Jellyfishの
“Watchin' The Rain”という曲を取り上げたら、現在は滅多に雨が降ることのない土地にお住まいのコメンテイター、
SextusDragR&Rさんから
“雨の日も嫌いじゃなかったな。「雨降ってるから今日はおうちにいよう」って気分になって、好きな音楽聞きながらライナーノーツに目を通したり、本読んだり考え事したり、結構充実した日になることも多い”というコメントを頂いて、“そうそう、そうなんですよ!Sextus部長!雨の日ってそういうことをすることに最適なんです!”とおもわず膝を打ちました。・・・いや、実際に膝を打った訳ではありませんが、“おぉ!ここにも仲間が!”と嬉しい気分になったのは事実です。いやホント、雨はオタクの味方です。味方っちゅうか、友達っちゅうか。・・・まあ、その記事のコメント欄にも書いたように、僕の場合、晴れていても“今日は家から出ないでいよう、CD聴いて、映画観て、ついでにお好みCDの選曲もしちゃおっかな~”みたいな気分に良くなるんですけど(笑)、やはり雨の日の方がこういうことをするのに向いてますね。休みの日に、妙に天気が良かったりすると、“う~ん、今日みたいな日にクルマの運転したら気持ち良さそうだなぁ・・・”とか色々考えてしまうじゃないですか。でも、雨の日ならそういう邪念(笑)も湧いてこないんですよ。オタクな作業に集中出来るんです。子供の頃からそんな生活を続けていたら、こんな大人になりました。・・・と言うことで、今日も雨の歌を“今日の1曲”として紹介したいと思います。
Enuff Z'Nuffの
“Rainy Day”。
・・・Enuff Z'Nuffの話を始める前に少し書いておくと、昔から雨をテーマにした曲は数多く存在しますが、僕はやはりそういった類の曲は好きですね(Garbageの
この曲を取り上げたこともありました)。それも少し淋しい感じのする・・・雨の降り方で言えば、土砂降りでは決してなくて、1日中静かに降っているような感じのする曲が。先日の“Watchin' The Rain”もそんな感じだし、Carpentersの“Rainy Days And Monday”なんかもそうですね。そして今日取り上げた
“Rainy Day”もそんな感じ・・・外は雨が降っているけど、それも悪くないかな・・・みたいな感じのする曲です(カレンは嫌がってるけど)。・・・って、これはオタクな僕の勝手な妄想でしょうか ?・・・いや、この辺の曲を聴いて、そう思う人も多い筈だ。たとえオタクじゃなくても。そうに決まってる、そう思う人も大勢居ると言うことにして話を続けますが、この辺の曲は雨好きの心を上手いことついてきますよね。聴いていると、“朝からしとしと降っているけど、そろそろ晴れ間も見えそうかな・・・まあこのまま降っていても良いか、どうせ今日は1日家に居ると決めたから”みたいな心の動きと言うか、情景と言うかが見えてくる気がします。 ・・・う~ん、こんなことを書いていると、自分のオタク暮らしを人前に晒しているような気にもなるんですけど(笑)、ホントにそんな感じがするんですよね。とりあえず歌詞とかは関係なく曲だけ聴いていると。でも、これが僕の妄想だとしても(汗)、聴いていて、そんな情景を想像してしまう曲が書けるというのは凄いと思います。Enuff Z'Nuffの核となる2人、
チップ・ズナフとドニー・ヴィーはホントに素晴らしいソングライティングコンビだと思うし、ドニー・ヴィーの切ない感じの歌声も素敵です。・・・Enuff Z'Nuffというバンド、好きな人しか好きじゃないと言うか(そりゃまあそうでしょうけど・笑)、たまにアルバムを出してもその一瞬しか話題にならなかったりするんですが、もっと多くの人にアピールする曲を持っていると思うんですよ(割とワンパターンだったりもするんだけど・・・)。聴いていると、思わずそんなことを考えたりもする“Rainy Day”です。
・・・あ、“Rainy Day”が収録された写真のアルバムはですね、1996年にリリースされた
“Peach Fuzz”という、曲によって録音時期もメンバーもかなり異なる編集アルバムです。・・・編集と言うと聞こえが良いですが、“寄せ集め”ですね(笑)。