昨日行なわれたブラジルGP、
ファン・パブロ・モントーヤの優勝、キミ・ライコネンの2位と、マクラーレンは今シーズン初の(遅すぎるっちゅうねん・・・)ワンツーフィニッシュを飾りましたが、3位に入ったフェルナンド・アロンソは6ポイントを加え、見事、チャンピオンに輝きました。いやもう、アロンソのチャンピオン獲得は見事としか言いようがないですね。彼はこれで、
最年少ポールポジション、
最年少優勝、
最年少チャンピオンと様々な記録を塗り替えてしまいました。これからも彼について語られる時は“最年少”という言葉が付いてまわると思いますが、彼の走りを観ていると、 “こんな言葉は大して意味を持たないのではないか?”というぐらいの落ち着きが感じられます。去年までは予選で失敗する場面も結構目に付きましたが、今シーズン彼がミスを犯したのは、カナダGPのクラッシュだけでしょう?F1 4年目にして、彼は既に成熟したドライバーと呼べるようになったのではないでしょうか。本当に凄いドライバーだと思います。今までも“将来のチャンピオン候補”と呼ばれるドライバーが沢山出てきましたが、その殆どがシューマッハーという分厚い壁に、ことごとく跳ね返されてましたからね。アロンソはついにその壁を打ち破った訳です。・・・まあ、F1のようなモータースポーツの場合、ドライバー1人の力ではどうする事もできない場合が多いし、アロンソのチャンピオン獲得も他のチームの失速やミスに助けられた面もありますが、与えられた道具をフルに活用し、安定した走りを続けてきたアロンソの実力にはまるで疑いの余地はありません(だって、“あのフィジケラ”を完全にやっつけてしまいましたからね・・・)。文句なしに凄いチャンピオンが誕生したと思います。これからスペインには、空前のF1ブームが起こるんでしょうねえ・・・。
・・・レースは普通でしたね(笑)。フェラーリ/ブリヂストンに復調の兆しが見えて(今更遅いと言えば確かにそうなんですが・・・)、鈴鹿に向けてちょっとした期待を持たせましたが。ライコネンにしても、モントーヤが今更優勝する事はありがたくも何ともないと思います。ライコネンとミカ・ハッキネンは色んな面で似ていると思いますが(デヴィッド・クルサード曰く“同じ鋳型から生まれてきたに違いない”)、チームメイトがどうも頼りにならないところも良く似てます(笑)。それでも彼とマクラーレンの速さは圧倒的なので、コンストラクターズ争いをしている残り2戦、そして来シーズンも要注意ドライバーの1人なのは間違いないですね(コンストラクターズはマクラーレンが持って行きそうですね)。・・・でも今シーズン、予想なんてものは、まるで意味をなさないという事が良~く分かったので、今から来年の話をするのは止めときます(笑)。とりあえず、ブリヂストン装着チームに頑張ってもらって、今シーズン以上の混戦になる事を望みます。・・・これまでにも、シューマッハーやハッキネンの涙を観た時にそう感じましたが、昨日、ヘルメットを脱いだアロンソが、声が裏返るほど叫んでいるのを観て、“F1ドライバーというのは、常にもの凄いプレッシャーにさらされている職業なんだなぁ・・・”と改めて思った昨日のブラジルGPでした。
ABBA / Fernando
最年少チャンピオンおめでとう!フェルナンド・アロンソ!という事で、ABBAの
“Fernando”を聴いてます(笑)。ABBAは大好きなグループですが、僕はディスコなABBAより、この“Fernando”や“Chiquitita”といった“あなた方、いったいどこの国の人ですか?”と聞いてみたくなる曲の方が好きなのです。アグネタが昔“すきっ歯”だったのは知ってますか~?