昨日、一昨日と、ちょっと古めのアルバムが続いたので、今日は新しめのアルバムを紹介したいと思います。・・・ただし、
トム・ジョーンズ!今まで紹介したアーティストの中でも、
一番古い人です!だけど、発売されて まだ数ヶ月しか経っていないんです!しかも国内盤はこれから出るっていうじゃないですか。う~ん、まるで新譜レビューのようだ(笑)。・・・でも、実は、まだ数えるほどしか聴いてないんすよ。ついこの間、“大して聴き込んでいないアルバムの事は書きたくない”とか言っておいて、これはどうかと思いますが(笑)、このトム・ジョーンズとジュールズ・ホランドのアルバムは、聴く前(見つけた時)から最高だろうと思っていて、
聴いた瞬間に最高だと確信したアルバムなので、つい書きたくなってしまいました。
僕はジュールズ・ホランドという人について、元
Squeezeのメンバーで、今はイギリスのテレビの音楽番組でホストを務めているという事ぐらいしか知らないんですが、この人が数年前から出している
“ジュールズと素晴らしき仲間たち”シリーズは、どれも大好きなアルバムなんですよ。トム・ジョーンズは、この
シリーズの第2弾 “More Friends”に参加していて、ジュールズ・ホランドとの共作曲“Don't You Kiss My Cheek”を歌っていましたが、これはアルバムの中でも結構目立ってましたねぇ。まあ、彼に目立つなと言っても、無理な注文なんですが(笑)。
この
“Tom Jones & Jools Holland”(そのまんま過ぎるタイトル・・・)で、バックを務めるのは、“仲間たちシリーズ”と同じく、
The Rhythm & Blues Orche-
straの皆さんで、アルバムの雰囲気もあれと同じです。・・・説明足りませんよね。どう考えても(笑)。
古いR&Bの曲(ここでは、ウィリー・ディクソンやドク・ポーマス、ジェリー・リー・ルイス・・・といった人達の曲を取り上げています)を、ジュールズ・ホランドのピアノを大きめにフィーチャーしたオーケストラサウンドに乗せて演っているんです。更にこのアルバムでは、そういった曲の他にも、トムとジュールズ(トムとジェリーみたいだ)、その2人にサム・ブラウンが加わって作った曲などを演っています(僕は“仲間たちシリーズ”では、サム・ブラウンというシンガーの歌をいつも楽しみにしているんですよ。このアルバムにも、彼女はバックボーカルで参加しているんですが、目立ってはいません。って、当り前か・・・笑)。
・・・しかし、トム・ジョーンズという人は、どうなっているんですかねぇ。今、ちょっと調べてみたら、
1940年生まれらしいじゃないですか。うちの親と大して変わりませんよ。還暦もとっくに過ぎているのに、
この声量とパワーは何なんでしょう?自分の親がこんなに歌の上手い人だったら、ビックリだよなぁ・・・。数年前に、バッキンガム宮殿で行なわれた
“エリザベス女王戴冠50周年記念コンサート”にも、トム・ジョーンズは自分のバンドのギタリスト(?)を引き連れて出演していましたが、そこで演った曲が
“Sex Bomb”というところが凄かったですね(笑)。もう1曲は、
男性ストリップの映画で使われていた曲だったし(笑)。万が一(にも無いけど)、うちの親が皇室の園遊会に招かれて、そういう事をしたとしたら・・・、トム・ジョーンズの子供も色々大変なんでしょうねぇ・・・。でも、
トム・ジョーンズは最高だ!トム・ジョーンズ以外の誰が、鷹を腕に乗せてハリウッド映画を締められると言うんでしょう?
こんな凄いおっさん他にはいません。今度ロイヤルファミリーの前で歌う時は、パンタロン履いて行って下さい。
注 : 右上の写真、紙ケースの中のカバーアートです。お店には違った写真(もっと引いたアングルで、2人が写ってます)で並んでます。