何だかよく分からないアルバムですけど、パリ出身の人気DJ、
ジャメル・アメディという人が、選曲とミックスを担当したコンピレーション盤です。タイトルにあるように、東京のパークハイアットホテルにインスパイアされた選曲らしいです。2004年リリース。先日、大手レンタルチェーンの輸入盤ワゴンセールの中に見つけて買ってみたんですけどね。・・・で、今初めて聴いている訳です(笑)。“ソフィア・コッポラの映画
“Lost In Translation”でフィーチャーされていたホテル” という事が書かれたシールが貼ってあったのが気になったんですよ。あと、“時差ボケ対策にお薦め”みたいな事も書いてありますね。・・・まあ、僕はホテル暮らしも、時差ボケも全然関係無いような生活をしているので、パークハイアットというタイトルも、その謳い文句もどうでも良かったんですが、“Lost In Translation”の雰囲気は好きだったので、聴いてみようかという気になったんです。自分が普段聴かないような音楽、アーティストが色々入っているというのも良かったです。ぶっちゃけ、本多俊之しか知りません。本多俊之の音楽もまるで聴いた事ないし(笑)。
大体ね、こういうコンピレーション盤って、あまり買わないんですよ。自分の好きなアーティストの未発表曲とかが入っていれば別ですが。少し前から、
コンピレーション盤花盛りという感じですよね。“なんたら80's”とか“ラブソング集”とか・・・。レコード会社からすれば、過去の曲で稼げる訳ですから、そういう商売に向かってしまうんでしょうけど、選曲があまりに安易なものが多いと思います。ただヒットを曲集めただけのやつとか、“そのテーマにそれはちょっと違うんじゃないの?”みたいなやつばかりじゃないですか(最近、
“Technical Guitars”というベタ過ぎるタイトルのコンピ盤の中に、L.A.Gunsの曲が入っているのを発見して度肝を抜かれました・笑)。例えば、ヒット曲ばかり集めたベタな選曲であっても、曲順を考えるだけで、そのコンピ盤の出来はもう全然変わってくると思うんですが、レコード会社はそういう手間のかかる事をしようとはしないんですよね。“なんたらコンピ10万枚突破”といった話を聞いて、その収録曲や曲順を見て、
“なんじゃこりゃ?俺に選曲させんかーい!”と思うのは僕だけではないと思います。このブログを訪問して下さる人達は、“お好みテープ”や今だったら“お好みMD/CD”を作った事のある人ばかりだと思いますが(・・・僕はもう凄いですよ。1枚作り終えたら、グッタリしてますから・笑)、そういう人から見ると、市販されているコンピ盤は、ホント“なってない”ものばかりですよね。
・・・で、話が横道に逸れている間に、CDも終わりそうですが、この
“Park Hyatt Tokyo”は、中々良いコンピ盤だと思います。誰が何という曲を演っているのかは全然分かっていませんが(笑)。やはり、1人の人物が名前を表に出して、責任を持って編集しているので、流れとしては非常に良いですね。選曲のセンスも良いし。日本のレコード会社もこういう風にやって欲しいですよ。最近、大貫憲章の名前がついたコンピ盤が出たみたいですけど。日本のレコード会社は、これまたセンス悪いからなぁ・・・。例えば、昨年大ヒットしたQueenの
“Jewels”、あれはまずいでしょ~。入門用には良いかもしれないけど、ホントそれだけですよね。1曲目に
“I Was B-
orn To Love You”って・・・。あれ、元々Queenの曲ではないじゃんね(笑)。でも、あのアルバムだって、曲順変えるだけで随分良いアルバムになると思うんですけどね。まあ、ファン全員を満足させるベストアルバムを作るのって至難の技・・・と言うか殆んど不可能だし、“Jewels”の場合、Queenとキムタクのコラボレーションによって生まれたアルバムですからね・・・。あのアルバムの大ヒットのあとに国内盤が発売された、KISSの何枚目になるか分からないベストアルバムも凄かったですね。邦題が。
“地獄の宝石”(笑)。“笑”ってか“爆笑”だな。日本のレコード会社はプライドないんかーい!KISS担当者がQueen人気に便乗すんなー!仮にもロック御三家やないかー!今度はエアロがキムタクと組むのかな・・・(泣)。
ホント、話が逸れまくって、アルバムの話はまったくしませんでしたが、この“Park Hyattシリーズ”(Chicagoというのもあるみたいです)、良くある手抜きコンピとはひと味もふた味も違った、非常に
センスの良いコンピレーション盤だと思います。デジパックのジャケットを開くいてみると、映画にも出てきた最上階のバーが載っていたので、僕としてもちょっと行ってみたくなりました。“ちなみに宿泊料金はいくらかね?”と思ってHPを見てみたら、一番安い部屋で、1泊¥55,650・・・。ふうん・・・。
なめとんのかー! Squierのギター2本買えるっちゅうねん・・・。
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2005 Formula 1 Europe Grand Prix
昨日のヨーロッパGPの結末にはぶったまげましたね。テレビ観てて
“うわっ!”と、声を上げてしまいました。ファイナルラップに入った途端のマクラーレン/ライコネンのサスペンション破損・・・、あれ、誰にも怪我がなくてホントに良かったですよね。・・・で、レースの結果は、
フェルナンド・アロンソ、今シーズン4度目の勝利。7戦4勝ですからねぇ・・・。チャンピオンの可能性が、ちょっと現実味を帯びてきたとこありますかねぇ・・・。開幕した頃は“19戦もある”と言ってた今シーズンも、既に3分の1を過ぎた訳ですから・・・。ランキング2位以下は混戦なので、まだまだ退屈しないで済みそうですが。もっと面白くする為にも、やはりフェラーリに勝ってもらわないと・・・。
今シーズンのレギュレーションは、どうも面白くないですね。大きな変更があった時は、勢力が変わって面白くもなりますけど、“1レースを1セットのタイヤで”というルールは、やはり面白くないと思います。タイヤ交換はピットクルーの腕の見せどころだと思うし、みんなが望むショー的な要素から言っても、あれは禁止するべきではなかったと思います。大体、スピード抑制、コスト削減の為にそういうルールを作った割には、それは大して実現されていないですからね。FIAはもっと現場の意見を取り入れながら、ルール改変するべきだと思います。そういうルールの中でもスピードを追求した結果が昨日のライコネンのクラッシュに繋がった訳ですから、
安全性という面でも問題のあるルールだと思います。観てて怖かったですよ。誰かが怪我してたらどうするんでしょう?
ニック・ハイドフェルドとキミ・ライコネンの2人がフロントロウに並んだというのも面白かったですね。ニックにしてみれば、自分が座るはずだったシートを奪った奴が隣りにいる訳ですから。まあ、クルマの差は歴然としていたけど、ニックは良い勝負していたと思います。やはり彼は良いドライバーですね。自分が1stドライバーのつもりだったマーク・ウェバーやばいです(笑)。・・・こういう風な
チームメイト同士の争いも面白いです。まあ、まだこれからどうなるか分かりませんけど、今まで一度もチームメイトに負けた事のないフィジケラが、アロンソに完全にやられてたりしますからねぇ ・・・。それだけアロンソが凄いという話なんでしょうか?やはりアロンソを優遇し始めたチームに、フィジケラはイラついているらしい・・・。まあ、次はフィジケラ得意のカナダなんで、頑張ってもらいましょう!勿論、フェラーリ/ブリヂストンにも。
次戦カナダGPは6月10日開幕です。2週連続開催で、翌週にはアメリカGP。